カテゴリ:映画・本・音楽・ドラマ
何とも後味の良い秀作で、観終わった後、原作者について調べてみた。 原作(第30回横溝正史ミステリ大賞でテレビ東京賞)は、佐倉淳一。 よくある若手原作者の作品かと思って調べてみると、幾度か選考に 残った40代後半の、研究者による本格的なものらしい。 高橋克実演じる、娘に先立たれた父親の心象風景を描く距離感は、 同世代の我々が観ても、違和感がなかった。 SFミステリとしての本筋には、本田博太郎ら味わいのある名優を配し、 それなりに納得感があった。 本筋の周辺に、嫌みのないコンパクトさで散りばめられた、人間ドラマが 素晴らしかった。 おまけにエンディングには、シンディ・ローパーの曲まで流されちまった。 まったく、こういう大当たりが時々あるから、単発ドラマも見逃せない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画・本・音楽・ドラマ] カテゴリの最新記事
|
|