テーマ:天文(608)
カテゴリ:星・天文
前にも書いたが、この鏡筒は本来眼視用と割り切るべきもので、原理的に広写野
の写真撮影が出来ない以上、残るは月・惑星などの高倍率撮影であろう。 しかしながら、コストダウンのための鏡筒肉厚の薄さなどから、とにかく振動を 拾い易いし、カメラ交換の度にかなり視野が移動する。 最近主流の、アリガタ・アリミゾによる固定も、鏡筒側のアリガタレールの材質 がそれなりなので、1点で止めるのは厳しい。 ファーストライトの撤収時、カカカカカカと鏡筒が滑り落ち始めた時には、一瞬 反応が遅れたぐらいだ(笑) それでも、光学性能には大満足なので、せめて月の直焦点や、木星動画は撮って やりたくて、いろいろ工夫をしている。 今回、アリミゾ金具を、2点の真鍮で押さえるタイプに変更してみた。 固定用ネジもツマミが大きくなり、ガッチリ締めつけることが出来る。 さらに、アリミゾを赤道儀側に固定するのではなく、ミューロン用の非常に堅牢 なアリガタの上にアリミゾ金具をボルトで固定したものを、先に鏡筒側に固定し、 その際にアリガタ・アリミゾ部の隙間が無いようしっかり確認している。 結果は良好で、カメラ交換時の視野移動などは、かなり抑えられるようになった。 「使いこなす」歓びを感じさせてくれる愛嬌のある鏡筒だ。 15-1025_moon posted by (C)kirk1701 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/11/12 03:42:19 AM
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