テーマ:天文(606)
カテゴリ:星・天文
先週末、オズマ80を家族に覗かせ古いアクロマート鏡筒の雰囲気を感じて
もらったついでに、同じアクロマート鏡筒で私の知る限りトップクラスの性能 も知ってもらいたくて、同じ木星に昨秋購入した「長光」を向けた。 「お~クッキリ!」とは愚息。 「確かにコントラストが高い。ちょっと暗いけど。」とはMT-130時代 から共に観望しているカミサン。 ファーストライトが冬場だった「長光」の本来の性能が見えてきた感じだ。 口径は60mmながらF20という、今では企画すらされないスペックに加え、 通常の市販品より高い透過率のコーティング、遮光環と低反射の鏡筒内塗装。 銘玉・谷オルソ6mmで200倍まで上げると、さすがに小口径で暗くは なるものの、木星の模様は大げさではなく平均的な150mm反射系に負け ないレベルで検出できる。 これは五藤光学の65mmアクロマートでも実感したが、光学系の良さは大前提 ながら「鏡筒自体の丁寧な作り」がモノを言う、ということだ。 さて水をあけられたオズマ80。このままでは悔しいだろう。 今回鏡筒を分解して初めて知ったが、内部の遮光環はなんと鉄製(!)で しっかり溶接され位置決めされている。 昭和のモノづくりの丁寧さには頭が下がる思いだ。 これを生かして鏡筒内の再塗装、光軸調整装置の改良、そして対物レンズの 再コーティングなどを施せば・・・などと考えも浮かんだ。 その後、撮影のため180mmマクストフカセグレンに交換して覗く。 (写真左下に転がっているしw) さすがに口径の威力を思い知らされる。 となると主力のミューロン250の再メッキが先か(苦笑) NAGAMITSU#1 posted by (C)kirk1701 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/04/24 04:46:20 AM
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