テーマ:天文(606)
カテゴリ:星・天文
昔は、カメラメーカーは「カメラ」を提供するだけで、一部メーカーを除くと
カタログにすら「天体写真」に関する言及ななかった。 天体写真はあくまで天文ファンのものであり、例え固定撮影と呼ばれる簡易な 撮影方法であっても、門外漢の方々には難しかった。 デジタルになり、高感度化が進んでも、画質の問題、チップサイズの問題など で往年のフィルムカメラによる星野写真などには「美しさ」で及ばなかった。 しかしここ数年、フルサイズで天体写真用に特化したデジタル一眼レフも発売 され、高感度化もISO10000以上で使い物になる滑らかさの写真が撮れ るようになり、一気にハードルは下がった。 先日、ニコンのHPにある天体写真のコーナーを観て驚いた。 軽井沢で撮影されたオリオン座なのだが、空の暗さもあるとはいえ、ISO12800 で露出「5秒」を6枚重ねたその画像は、往年の「2時間露出」のものと較べ でも遜色のない出来栄えである。 デジタルの利点であるコンポジット(重ね合わせ)による利得UPを活用し、 5秒程度の露出であれば、焦点距離によっては赤道儀による追尾は必要ない。 ペンタックス(リコー)のアストロトレーサーなども併用すれば、かなりの 写真ファンが、星を撮ってくれるようになるだろう。 カメラメーカーのコーナーらしく「風景」として美しい天体写真(星景写真 などと呼ばれているようだが)に感心。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017/02/22 05:23:02 AM
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