カテゴリ:問題発言かな。。マスコミなど
靖国神社には、昨日も今日も明日も鎮魂を祈念した神域はあります。
マスコミが靖国神社を話題にすると、靖国神社の存在感が増します。 こういう機会にさかんに靖国神社の成り立ちが考察されますが、やまと心が大切にしてきた精神面も、再考してみるのも良いかと思います。 昔々こんなことがありました。 熱おば・・・熱血おばさん 私・・・はい、私です ときは・・昭和の天皇陛下が初めて沖縄訪問されると話題になっていたころ。 会社帰りの地下鉄通路の出口で、ビラを配っていたおばさんに署名を頼まれました。(たぶん30代半ばぐらいの女性でしたから、おばさんと言うのは不適切かもしれませんが、しかし私は20代半ばでしたから、やっぱりおばさんです。どうでも良いことですね) 熱おば 「天皇が沖縄に行こうとしていますゥー。 私たちわァー 天皇沖縄訪問阻止のためにィー こうして賛同者の署名を集めていますゥー」 署名をしないやつは、悪人だと言わんばかりのオーラーを出しています。 きっと真面目な人なんでしょうね。ちょっと思い込みが激しそうなタイプです。 日教組活動が盛んだった私の小中学校には、似たタイプの女性教師がおりました。 私 「なんでわざわざ阻止するの?」 ビラを手にした熱おばはビックリしています。 まるで夜道でUFOと出会って、中からグレイが出てきたような表情です。 熱おば 「そうなれば日本が再び軍国主義になるんです!」 私 「なんで?」 『こいつはアホだ』と、熱おばはと思ったみたいです。 熱おば 「天皇が沖縄に行くようになれば、徴兵制が復活してあなたも戦争に行くんですよ。そんなの嫌でしょ?」 感情を押さえ気味に、ゆっくりアホを諭すように話します。 私 「だから、なんで・・天皇陛下が沖縄に行くことが、軍国主義化して徴兵制ということになるん?」 熱おば 「・・・戦争に行くのは嫌でしょ!!」 どこかの宗教団体同様に、想定問答で教えてもらっていなかったみたいです。 普通なら自分の頭と自分の言葉で考えるんでしょうが、理念、それも借り物の理念を大切にしている人たちは、どういう訳かこういうな場面ではすぐにイライラしますな。 「も~ バカなんだから・・・」と眉間が語っていましたから、間違いないでしょう。 私 「徴兵制ということはサ、自分だけが戦争に行くんじゃないんでしょ。そら、仕方ないナ・・・ ほんとうに嫌なら、どこかに亡命しないとアカンけどサ、でも、ほとんどの国には徴兵制があるし、王将の餃子もないやろし・・・」 (そのころ、王将餃子がマイブームでした) 熱おば 「・・・なんということを言うんです・・・」 私を哀れむように、私の顔をマジマジと見ています。 私 「それって、亡命のこと? それとも王将餃子?」 熱おば 「違う、戦争に行くことが仕方ないという考えが・・・」 あァ この場面は、宗教関係の人と話をしているときに、善意の固まりの良い子が、迷えるバカに慈愛の言葉を投げかけている自分に酔っているのに似ています。 『どうしてこのバカは分からないの・・・』と思っているんでしょう。 私 「でもさ、私一人が逃げ出すわけにイカンでしょガ。 私のオヤジも戦争に行って南方で捕虜になっているし、お爺さんも日露戦争に行っているからサ、私だけが逃げるのはマズイよな~ ますます死んだオヤジに、バカにされるわィ」 熱おば 「あなたは良くても、私は嫌。私の子供が戦争に行くなんて、考えられない・・・」 なるほど・・・そういうロジックで刷り込まれたんですか。『そんなの嫌でしょ』攻撃です。 イエスと答える質問の連続で、質問者の意図する結論に誘導して、『それがあなたの偽りのない気持ちです』と刷り込むテクニックです。 常識という言葉が大好きな、社会適応性の高い真面目な人ほど簡単に刷り込まれるようです。 私ですか? もちろん簡単に刷り込まれますよ・・エへへ 私 「でもサ~、沖縄の激戦の場所を、陛下のその目で見て欲しいと思っている沖縄の人もいるんじゃないの?」 熱おば 「沖縄にそんなことを考える人は、誰一人いません!!」 私 「さよケ・・・そら、えろースンマセンですナ」 『靖国神社の存在は、日本の軍国主義化の芽になる』という意見と、同じ根っこなんでしょうかね? そんな単純なものですかね。 日本国民というのは、そんなに愚かなんでしょうか? いろいろ意見があるでしょうが、戦後の国政の結果を評価する私は、日本国民のバランス感覚はよいと思いますし、信じています。 記憶が不確かなんですが、熱血おばさんとコンタクトする以前に、沖縄の小学校の卒業式で考えさせられる事件がありました。 式場内の国旗の掲揚に反対する一部の父兄が、式典の最中に壇上に乱入して、国旗を引き降ろしたんです。 事前に学校側に国旗の掲揚反対を申し入れたが、受け入れられなかったからやむなく実力行使をしたというように記憶しています。 やった本人には、気持ちがスッキリしたんでしょう。でも、主役の卒業生の気持ちはどうだったんでしょう。卒業式の最中に乱入ですから、プロレスのときのような盛り上がりはないはずです。 そういうことを考えた上での、止むに止まれぬ大和魂だったのでしょうかね? 気に入らなければ実力行使をするロジックは、無法地帯のロジックです。 「悲惨な経験をした沖縄の人は、誰一人、天皇の沖縄訪問を望む者などいない!」 な~んて、問答無用です。自由な話しあいの余地なんてないですね。 くだらないことには記憶力がいい私は、小中学校時代にセンセイが言っていたことをこの歳になって思い出し、「あ~ア、困ったもんだ・・・」と独り言を言っています。 意識のタイムスリップです。 それに、以前からテレビに出てくる60前のコメンテーターにも、 「凄いもんだ、アンタはエライ」 と、画面に向かって独り言を言っていますよ。 人間は都合良く変わるもんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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