カテゴリ:雑感
今日が2008年の仕事始めでした。 社会人1年生の頃はどんな気分でこの日を迎えたのか・・・・ そういえば、20年以上前ですが正月にバリ島に行ったときは、日本のリズムになじめない自分がそのとき居ました。 バリの椰子の木々を吹き抜けてくる夕暮れの風、遠くから聞こえるガムラン音楽のリズム、キョウジの葉の入ったタバコ(ガラム?)の匂い・・・
で・今年は・・・今年もなんら変化のない正月明けの初出勤です。 ずっと家に引きこもりでしたから、寒さが一段と身に沁みました。 通勤の自動車の中でぼんやりしていたら、 「大切なことはなに?」 という、問いかけめいたイメージが浮かびます。 いまだに正月モードの私の思考回路ですから、哲学的な思考なんてしません。 ぼんやりとした心に浮かんだ最初のイメージは、 「時間」 です。
なるほど、20.30代と違った40.50代の時間のもっている意味ということかもしれません。 確かに 「時間」は可能性の拠り所 であるのは間違いないですね。
今晩ドラマを見ていて、借金を苦に自殺をした(実は偽装殺人)という場面がありました。 ドラマのシナリオとは関係なくこんなことを考えていました。 時間を1年のスパンで考えられたなら、借金を返済できるだけの生命保険に入る。もちろん保険金は貸主に出させます。 自分の命を担保にするわけです。「いま自分が自殺したら元も子もないでしょ」なんて言って、交渉します。こんな交渉ができる性格なら自殺の選択肢がないかもしれません。。。 そして自分の命を担保に1年の時間を確保したんですから、文字通り死ぬ気で頑張る。 自殺したのが画家という設定でしたので、自分の頑張りに、画家としての自分に賭ければいいじゃないかということです。 こんなことでもなければ、なかなか本気にならないものです。勤め人と違って画家ですから、渾身の作品を描ける可能性も皆無ではありません。 鬼気せまる殺気がでるぐらい本気で頑張っている者に、他人やましてやへたれの借金取りがガタガタ言えないものです。眼が違いますからね。眼力があります。 失うものがないというのは、守らなく良いのですから攻めるのみです。これほど強い立場はありません。 それでも借金取りがガタガタ言うなら、抱きついて焼身自殺の道ずれにするぐらいの迫力で迫ればいいのです。 本気 = 死ぬ気 で駆け抜ける。 背水の陣を敷いて、活路を正面突破の一点に求めます。 現状が手塞がりだから、時間を凝縮して活路を見出す。 これは決して玉砕ではありません。 目的は活きる道を拓くということです。
ドラマを見ながらこんなことを考えていましたので、ドラマの内容がよく分からないままでしたが楽しめました。
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私も昔、ジャカルタに駐在したことがあります ジーサムスーという煙草がありましたね 丁子の入ったものは紫色のオランダ製の手巻き煙草では? 私も、ここまで迫力のある生き方をしてみたいものです (2008.01.10 22:47:07)
こんばんは。私はタバコを吸いませんので、もっぱら香りの印象ですが、のどかな南国の島にピッタリでした。バブルの頃は時折街でこのノー天気な香りにめぐり合いましたが、このごろは普通のタバコの匂いもポマードの香り同様消えてしまいました。
スポコンドラマがはやった頃は「気迫」がお洒落なアイテムでしたが、時代が経ち、醤油顔なるものがお洒落のキーワードになり「希薄」であることが価値を得たようです。 自分らしく生きることの一つの選択として、「引きこもり」「ニート」が表面化してきました。 迫力のある生き方・・・これがお洒落のキーワードなる時代が来るのかも。楽しみです。 (2008.01.10 23:51:27) |
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