朝陽山 20.06.07
6月に入り,自粛も緩和され始めたので山登り再開です。しかし,2ヶ月のブランクはなかなか大きなもので,体力も落ちていると考えて軽い山登りにしました。行き先は「夏山ガイド」で今年初めて紹介された層雲峡の朝陽山。もっとも,この山は昔からニセイカウシュッペ山へ続く縦走路として登られており,一度廃道になった後再び開削が始まった山なのです。仲間と層雲峡のセブンイレブンで待ち合わせた後,出発です。橋を渡って右岸に出た後いきなりの急登が始まります。層雲峡の壁を登るのですからかなりきつい登りです。案内板は一切ありませんが,事前情報を頭に入れて登ることが必須です。体力的にはそれほどではありませんが,弱った脚のふくらはぎに負担がかかります。傾斜が緩んで歩きやすくなった頃に分岐があり,パノラマ台へ寄って来ました。山慣れした観光客なら,ここまで来て絶景を楽しむのもいいかもしれません。晴れていれば,黒岳を始めとした大雪山の姿が見られるとともに層雲峡を上から眺めることができます。我々はさらに奥を目指します。地図で見る限りでは緩くなるはずの傾斜ですが,それほど楽ではありません。一カ所崩れかけているところもありますが,心配はいりません。根曲がり竹の急登を抜けると,広い台地状の場所に出て,程なく朝陽山山頂です。大きな反射板があり,そこを抜けると標識がありますが,実は三角点はここではありません。獣道のようなところを抜けた先にあるのですが,我々は山頂標識で満足しました。昼食後,奥のニセイカへの道を探りに歩いてみますが,奥には雪渓があってそこで行き止まりとなっていました。でも,ちょっと展望が開けていて気持ちの良いところでした。これから,開削が進むのを期待していますが,話によるとハイマツを切るのに許可がいるのだとか。全通はもう少し先になるのでしょうか? 機会があれば歩いて見たいものです。ここから引き返すことにします。帰りはもう歩くだけと行ったところでした。お話をしながらのんびり歩ける幸せをかみしめることができ,温泉でのひとときも最高に気持ちの良いものでした。しかし,コロナ騒動はまだおさまってはいませんので,今後も気を付けながら山登りを楽しんでいきたいものです。