旧古河市・総和町・三和町は文化圏としては1つという感じがあったので、当初は同じ市民になれて15万近い都市になれたのを喜ぶ声が大きかったと思います。私もその一人です。古河が市名をとり、総和が庁舎をとり、三和もそれなりのメリットを得て、バランスがとれた合併でしたね。
ただ今後、目に見える成果が上がってこないと、旧市町住民の間に不満やあつれきが高まってくることが心配です。古河地区の人からは中心が総和地区に行ってしまう、総和地区の人からは古河地区ばかりに金が掛かっている、三和地区の人からは自分たちは何も得することがないなどという声が、もう、ちらほらと聞こえてきつつあります。この不信の芽を大きくしないでほしいですね。
従来の施策の寄せ集めでは、どうしても旧市町の利害の衝突が避けられないでしょう。地域対抗の意識をなくし、一丸となって新市を盛り上げていくには、将来に目を向け戦略的に新市のあるべき姿を考え、一緒に青写真を描きあげる方法が有効なのではないでしょうか。元気になれる未来をみんなで一緒にわくわくしながら作りましょう。旧三市町は互いに敵ではなく、仲間です。ぜひ、なかよく未来に向けて歩みを進めていくことを期待しています。
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