テーマ:都市計画・まちづくり(105)
カテゴリ:古河市の発展
今日は少々厳しいことを言います。。。都市が栄えることに必要不可欠な要素はなんでしょうか。それは間違いなく、人がたくさん住んでいることでしょう。住民がいない都市というものはありえませんからね。そこで、住民を誘致しようという動きが全国で活発になっています。
札幌近郊にある伊達市は、北海道のほかの市町村が人口を減らす中、人口増加策こそが市の命運を分かつとして精力的に取り組み、人口を維持するばかりか増やすことにも成功していることが最近テレビ番組で報じられました。そして、茨城県内でも、大子町で、転入優遇策を検討しているとの記事が本日の読売新聞に掲載されました。みんな生き残りに必死なのです。 ひるがえって、古河市ではどう考えているかというと、人口が減少することを前提にしています。非常に消極的な態度で、私が一番不満に思っているところです。それにもかかわらず、住民サービスを良くするとをうたっていますが、住民税や固定資産税が十分上がらない中では、それはたいへん難しいことだと思います。人口は旧市町時代と比べれば、2.5~3倍になったので、多少減っても大したことではないと考えているような感じです。また、それほど大幅に減ることはあるまいという慢心のようなものも感じられるように思われてなりません。 慧眼な方々の間では、古河の「地盤沈下」をなんとかしなければ、とささやかれてはいますが、大多数の住民においては無関心というのが現状です。商店街が苦境に陥っているといっても、大きな店があるからよいじゃないかという認識なのでしょう。これははっきり言って危険です。大規模小売店は営業成績が悪くなれば、地元住民とのしがらみなど考慮せず、さっさと撤退するものだからです。撤退すればそこで働く人は失業です。 私は、現在の古河市がそれほど悪い状況だと思っているわけではありませんが、国の政治の方向性が変わり、地方交付税が削減される以上、現状に不満はないからといって手を打たずにいると、確実に予想を超えて悪化していってしまいます。護送船団方式は終わり、やる気がない都市は淘汰される恐ろしい時代だということを認識する必要があると思います。一市民の分際でこんな偉そうなことをいうべきではないかもしれませんが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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生活が便利な大都市の近郊の都市が人口増加の傾向が強いのが日本の特徴と、最近読んだ本にありました。
人口停滞・減少の傾向にある地方都市でも、旧来の市民が住み続け、更に市外から新たな住民を誘致できるような、魅力的な行政サービスが実施されることが求められますね。 私の住んでいる埼玉県の市でも、近年冬は鍋祭りを開催するなど行政が主導する行事を増やし、、「ベッドタウン」から「ホームタウン」への変化をキーワードに、市民の求心力向上に努めています。 地元資本ならまだしも、全国的資本の大型商業店舗は出店・撤退の計画が目まぐるしいので、それに生活を大きく依存する市の体質は徐々に変えていく必要があるように感じます。 (2007年02月09日 01時18分31秒)
そうですね!古河に住みたいと思わせるような
魅力が少ないように思います。 先日、けやき平の新築住宅を見学にいきました。 (買うのではなく趣味として(^^;)) 私が土地を探していた2年前、けやき平は60坪 で1千万はしていましたが、現在最多価格帯が 800万円(65坪以上)だそうです。 買われる90%の方が古河市に住んでいる方だと 聞きました。 確かに地価が下がったせいか、特にけやき平2丁目 ではここ1年で急激に住宅が増えてました。 でも、人口維持はできても、人口増加とはなって ないですもんね?!魅力ある古河市になって ほしいです。 (2007年02月09日 09時17分51秒)
おはようございます~♪
色々と難しいですね・・・ 私は、生まれてからずっと同じ町に住んでいるので、自分の町の移り変わりがよく分かるのですが、子供の頃と比べると信じられないくらい変わってしまいました。 人も家も、もちろんかなり増えていますしね・・・ でも、『夜になると真っ暗だった昔』の方が良かったな・・・と思う時があります。 難しいですね~ (2007年02月09日 09時32分13秒)
市政を預かる人たちには東京のベッドタウン?ではメリットが無いと思っているのかな。確かに住民が増えると学校や市民生活に必要な施設を必要とします。企業が進出すると雇用や固定資産やその他の収入が見込まれ街が潤うのですが・・・
(2007年02月09日 12時52分26秒)
MAOのママさん
市内の人口移動にしかならないとしたら、 けやき平の新興住宅街も駅周辺のマンションも 成果はいまひとつといえます。 古河市は存在価値を高める努力をすべきですね。 (2007年02月09日 21時31分36秒)
ヤマちゃん80さん
都会は栄養豊富、田舎はビタミン豊富と思います。 どちらを志向するかは地域の特色を鑑みて住民が決めればいいのですが、 たくさんの人が住んでいるので意見の相違があり、なかなか難しいです。 でも、希望を持って、できるだけたくさんの住民が共感できる、 しっかりした発展構想が必要なことは確かでしょう。 (2007年02月09日 21時32分46秒)
ミックんパパさん
その逆で、東京のベッドタウンであることを変える必要性を あまり実感できていないように思います。 ベッドタウンは悪く言えば出稼ぎ労働者の町ということです。 低金利のため住宅が都内や隣接都市域に安く供給されつつある ので、どんどんベッドタウンの範囲は狭くなるでしょう。 これまでと同じに考えているとまずいと思います。 (2007年02月09日 21時56分32秒)
今日もニュースで「住宅公共公社解体」なんて出ていましたね。
損失補填で一発解消ってことなんでしょうか? よくわかりませんm(. .)m 古河市のこれからのビジョンが見えないから 不安も募るんですよね(-o-)/~~ (2007年02月09日 22時33分09秒)
古河がどのような場所だか良く分かりませんが
発展するのに喜んでいるのは住民全員ではないはずだし・・ こちらでは自然が無くなってしまうのが悲しいくらいです やはりお金が関わってくるのですね・・・ (2007年02月09日 22時59分08秒)
伊達市のこと・・TVでみました~
トップが柔軟な発想をすると・・なんでもできるんだなぁ~と感心してみました・・ 子供の頃から・・人口が増えていく一方の街に住んでいると・・いまひとつピンと来ない問題でしたが・・ 増えていくところがあるということは・・減っていくところもある・・そんな当たり前のことに納得しました・・ 今日1日がいい日でありますように・・・=*^-^*=♪Thanks! (2007年02月10日 07時48分33秒)
ちこもはさん
新聞にも書いてあったとおり、最大の原因は地価の下落ですよね。 もちろん、それは全国的なことではありますが、古河のは、ちと大きい。 これからはそれを食い止め、上昇に向けていく「戦略」が必要でしょう。 (2007年02月10日 20時44分12秒)
ぽささん
全国には自然を破壊しなければ開発ができない地域もありますが、 古河には、山や森林のようなホンモノの大自然はあまり残ってはいません。 代わりに立派な公園があり、自然の営み、潤いは十分感じられます。 (2007年02月10日 21時07分35秒)
PANSYさん
ごらんになりましたか。どんな困難があっても、たとえ資産がなくても 本気になれば、頭さえあれば、市を豊かにしていくことはできるんです。 だから、希望を捨ててはいけないんですよね。どうか見守っててください。 (2007年02月10日 21時08分24秒)
トラックバックしたのですが、相変わらずヤフーからのものは表示されませんので、こちらに書き込みます。
位かの記事になります。 新市建設計画の人口推計-人口は減るとする古河市は駄目な市なのか http://blogs.yahoo.co.jp/koga_si/44761627.html (2007年02月13日 06時23分09秒) |
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