テーマ:神社仏閣(323)
カテゴリ:まちの紹介
今年は丑年(うしどし)ですね。古河総合公園に、牛の像があるのをご存じでしょうか。総合公園の地図をごらんになると、南北の桃林に挟まれた部分に白地に「虚空蔵様」(こくうぞうさま)と記されている、そこに牛さんはいます。なぜ牛かというと、虚空蔵様は丑年と寅年生まれの方の守り本尊だからだそうです。また「十三歳詣り」といって、13歳の子供さんは知恵を授かりに行かれるといいようですね。
調べてみましたら、虚空蔵菩薩は、閻魔大王(えんまだいおう)の裁きに、いわば弁護士さんとしてつきそってくれる13人の仏(厳密にいうと「菩薩」(ぼさつ)とは、仏を目指している修行者で、人々とともに歩み導く)の一人なのだとか。最後の33回忌を受け持ってくれ、これが終わると死者の魂は祖霊になるのだそうです。 そんな虚空蔵様が、なぜこの公園にいらっしゃるのか? それは総合公園は古河公方の館のあったことと深いつながりがあるのでした。初代古河公方の足利成氏(あしかがしげうじ)は、足利義満(室町幕府三代将軍)以来、代々篤く信仰されていた虚空蔵菩薩様を館の丑寅(東北)の方角に鬼門よけとしてお祭りしたとのこと。納得しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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