テーマ:伝統工芸品や銘菓を楽しむ(34)
カテゴリ:ふるさと自慢
古河市は、地元ゆかりの優れた名産品に「古河ブランド」としてお墨付きを与え、古河の里のイメージ向上と地域活性化を目指す制度を始めました(広報古河4月号に載っています)。この間、ネーブルパークに「花桃館(はなももかん)」というショップができて「桃林花(とうりんか)」というかりんとうを買った、というお話をチラッとさせてもらいましたが、あれがまさに古河ブランドの1つなんですね。
今日も、古河ブランドに認証された逸品をご紹介しましょう。「まくらが文庫」といいます。昔々、姫様が嫁入り先に携えて行ったという「定家文庫(ていかぶんこ)」と呼ばれる箱がありました。実家からの手紙や装飾品を入れたのだそうです。これをもとに現代の匠の技で製作されているのが「まくらが文庫」です。小京都・古河の枕詞となっている「まくらが」にちなんで名づけられています。 「まくらが文庫」は、高級桐箱に日本の美の象徴ともいえる着物の帯の生地をまとわせ、さらに房や組み紐などを付けて作られた、とてもすてきな小物入れです。一点一点、手作りで大切に作られていますので、さまざまなバリエーションがあります。また、お求めになった方も思い思いに自分の宝物をしまわれたり、大事な人への贈り物などにされているようです。 この「まくらが文庫」、全国伝統公募展に5年連続で入賞しています。いばらきデザインセレクション2008年知事選定の品です。グッドデザインエキスポ2011にも出品されました。実は、これを作られている有限会社テコの宮川照子さんは、驚いたことに、同級生のお母さまでした。先日お会いして、お話をうかがいましたが、とても明るく優しい方です。「まくらが文庫は想い出を繋げる箱なんです」という言葉が心に残りました。 テコさんは楽天市場にも出店されていますので、ぜひご覧になってみてください。いろいろな柄があり、見ているだけでも楽しいですよ。バッグやひな人形、iPad入れなども手掛けていらっしゃいます。お手持ちの帯で制作していただくこともできます。もし、製品のご注文・オーダーメイドのご依頼をなさるようでしたら、私にもご連絡ください。気持ちとして、古河ブランドの商品を何かプレゼントさせていただきたいと思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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