カラマーゾフの兄弟を読み返している。
なかなか2007年にあっても鋭いつっこみばかりなのである。
昨日は高校の同級生と銀座に飲みに行く。
すっかり盛り上がって終電ぎりぎりだった。
私が座っていると右に15cmほどのスキマが。
そこにムリムリっと入ってきた女性(40後半)。もちろん人間が普通にそのスキマに収まるはずもなく、ハンケツならぬ、4分の1ケツぐらいで座って(?)いる。
手には““紙コップの””コーヒーが。
ずずずーっとそれを飲み干したかと思ったらそれを座席の下に・・・!
その後、バックから化粧道具を取り出しフルメイク開始。
おいおい~それ以上何を顔に塗るつもりなんだ!既に十分顔の上にプラス2mmぐらいになってるやんけ~!
マスカラ・アイシャドー・マユゲ描き描き・・・メイクの途中で私が先に電車を降りる。
その後乗り継ぎで電車を待ってると、隣にささやきオヤジが。
一見大学教授風の生真面目そうな白髪オヤジ(50歳代)
ものすごい小~~~さな声で「飲み会の帰り?」「どこで飲んでたの」「何飲んでたの」
なんかものすごいこっちが酔っ払ってるならともかく、普通に本読んでるだけだよ。
どういう意図があるかも不明。ギロリとにらんでからまた本を読み始めるとそそくさと去っていった。
乗り継ぎの電車に乗ると、男3女1の酔っ払いチームが私が座った前に立った。
女は何故か大声でミキサーについて雄弁に語っている。
しかしもうユラユラ~で自分の体重を支えきれず、私の頭にバシバシ女のバックが当たる。
こちらもジャッキー・チェンばりの手の動きでパシパシとそれを払う。
そのグループの誰一人として「バックが当たって迷惑だよ」なんて注意するヤツもいない。
“人類全体を愛するほど、個人への愛情が薄れてゆく。
個々の人を憎めば憎むほど、人類全体に対する愛は益々熱烈になってゆくのだ。”
とドストエフスキーは書いていた。
そうか。これは人類愛への布石(試練)なのか。