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出張三日目、今日は瀬戸内の大島と大阪。
朝、岡山にいて、列車で高松にもどり、高松港から大島へ。 香川県の方、高松市の方、そしてうちのディレクター、アーティストなどモロモロ10人以上?結構なご一行となる。 大島、私は大島に関われることがすごくうれしい。 前回島にいって、その印象が濃くて、忘れられなくて、再び行けることがすごくうれしい。 あの静かな島。 さまざまな、深く深く強い思いが島に染み込んでいる。 何年もの時間を経て、たどりついた大島。 この島が、瀬戸内国際芸術祭というひとつの挑戦により、開かれようとしている。 大切に、真摯に誠実に、この島を開くきっかけの一端を担いたい、そう思う。 まだまだ心にしまっている想いだけれど。 今日は正式な第一歩ともいえる。 県と市と、芸術祭のディレクターによる、芸術祭の説明、大島で何を展開したいか。 ちゃんとやりたい、やらなければ。 今回の多岐にわたる瀬戸内国際の仕事の中でも、私の中ではとても大切にしたい事業である。 大島から、臨時の船を出してもらい、高松に向かう。 私たちの人数は10人ちかくいただろうか? 迎えにきた船は、おっとぉ?!っていうくらい、小さかった。 めっちゃリアルな波を受けながら、1mにもゆっさゆっさ左右に揺れて臨場感たっぷり。 海はリアルだ。 操縦する海のおっちゃんは右に左に、こきざみに視線を移す。 私も見始めたら止まらない。 前方には大きめの船、右からは、おっとぉ?!結構な勢いで我々と同じくらいの大きさの船が突進してくるじゃないですか! うわっ、こわ~。 一艘船が通るたび、波は高鳴りゆっさゆっさ。船首の、窓のない地下(?)に詰め込まれた4人はすごい波がくると無言になる。 デッキに陣取った面々は、大波を受け、肩半分びちょ濡れ。 すごいよ、ほんと、まじリアル。 陸に上がってすぐさまJRへ。 今度は大阪。 演劇公演の打ち合わせである。 大きな事業、大きな責任。 自分の身の丈を超えるかもしれない、けれど任せてもらったからには頑張りたい。 現実、無力、茫然、そして肩を上げる。 私は頑張りたい。 頑張ることを許してもらえるなら、頑張りたい。 この仕事をするには少し若いから? いや、経験が足りないから? そう言われるのは仕方ない、仕方ないけど、私を信じようとしてくれる人がいるなら、私は私のベストを尽くす。 一日一日、私は寝る。 寝れば次の日が明ける。 こうして人生は一枚ずつ、扉を開け、閉じていく。 たとえ賑々しくても、絶望的に見えても、それは開き、それは閉じる。 自分にできることは、扉から逃げないこと。 扉が何枚あるかは問題ではない。 自分の前にある扉を、受け入れ、真摯に開けようとすること。 それが自分にとってのチャレンジなんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年01月08日 22時13分50秒
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