|
カテゴリ:カテゴリ未分類
7月19日からはじまる「瀬戸内国際芸術祭」の企画発表会が東京の大手町で昨晩開かれました。
プレスや旅行社などに対象を絞った、半ばクローズの会だったにも関わらず、およそ300人が会場を埋めました。 私たちの越後妻有大地の芸術際も、最近は一般的な注目度が高まっているといわれるけれど、ナニナニ、瀬戸内国際はなんかちょっと違います。 やっぱりベネッセがすでに取り組んでいるアートプロジェクトの知名度と人気がベースにあり、客層もそちらに引っ張られているというか、何かメジャー感が違うのである。 私たち「妻有チーム」が「水都大阪チーム」とドッキングし、福武氏のもついくつかの財団やベネッセ、香川県がタッグを組んで実際の運営に当たっている。 昨夜はアーティストもゲストに招かれた。 直島ですでに「Iラブ(←ほんとはハート印)湯(あいらぶゆー)」を完成させた大竹伸朗さん、ポスターを手掛けてくださっている原研哉さん、長期プロジェクトを提案してくださっている日比野克彦さん、そして維新派の代表・松本雄吉さんなど。 そうそうたる面々である。 とにかく、この企画発表会がまず第一のゲートだったので、ここ数日はきりきりしたムードが続いた。 上司の叱咤激励(叱咤9.8:激励0.2くらいだが)を受けながら、我々スタッフはドタバタと動き回る。 とにかくこの数日で決めてしまわなきゃいけないことが山積み。 書類もつくらなきゃ。 結構ふらふら。 スタッフの間では昨日も「立ったまま寝る”立ち寝”」話で盛り上がったりして。 吊革につかまって寝ることはわりと多くの人にあるようだが、電車を待ちながら立ったまま寝る、会合で上司が長い立ち話をしている間に思わず立ったまま寝てしまった、とか。。。 みんな気をつけましょうね。 そんな感じなので、企画発表会が無事終了すると、一瞬だけの解放感があり。 その一瞬がえらく楽しい。 一夜明け、再び戦闘態勢へ。 今日は今日とて、岡山、高松。 重要な会議が続く。 またまた叱咤9・9の日々が。 そんな時こそ、道すがらにくっきりと現れる、梅の白と桃色、ほころびそうな木の芽などにほっとし、心が温められる。 もうすぐ、ハナミズキも咲くだろう。 春は、さあもっと忙しくなりますよ、という印だけれど、やはり木々の芽ぶきほど嬉しいものはないのである。仕事が自分のすべてのような錯覚に陥りそうになるけれど、そんなささやかなことが、実は人生そのものだったりするのだなぁ、とぼんやり考えながら歩いている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年02月27日 09時33分35秒
|