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7月20日から12回の公演を行う維新派。 それに先立ち、来週26日からS席のみ早割(一般前売りより1000円お得ですよ~)を始め、5月1日は全ての券を売りだす。 維新派のサイトとメルマガ配信が始まるや否や、すでに問い合わせがすごい! 今まで私がやってきたイベントにはこんなこと、なかった。(いかにマイナーなものばっか、やってきたかということかな?) とはいえ、6000席を埋めるのだから、相当頑張らなければならない。 という危機感を持つ我々主催者は、岡山の地元メディアにPR。 なんと本日、維新派主宰の松本氏がじきじきに岡山に来てくださった。 そして朝から、テレビ4本、新聞2本という超売れっ子的スケジュールで取材をこなした。 テレビに生出演の松本さんは、さすが舞台に出ていた人だけあり、本番に強い! きっちり時間どおり、ご本人のキャラを適度に出しつつ和やかに終了。 私としては、新聞取材が面白かった。 テレビは(なんたってカメラが回ってるので)あまり好き勝手なことを言えない。 しかし新聞取材はある程度脱線、寄り道、回り道、もアリなのだ。 時間にも限りがあるようなないようなものだから、話もはずむ。 今回の作品「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」には、松本氏のメッセージがいくつも潜ませてある。 是非ポスターを手にして、裏面を見てほしい。 アジアの地図、ただし、逆さになっている。 北海道が頭ならば、とっくに血がたまって顔が赤らんでいる。そんな図。
「地球儀をさかさまにしてみたらね、なんかこう、くらっとくる感じがあってね。平衡感覚が狂うというか。普段私らが見ている地図っていうのは、やっぱりアメリカを意識してる。あとヨーロッパと。けどこうして逆さにしてみると、日本が根っこだとすると、インドネシアの多島海のあたりがぷぁーーっと花開いたみたいに見えるんですよ。日本が単一民族で、インドネシアのほうに行けばいくほど民族も多様になってくる。豊かなんですよ。 瀬戸内っていうのはね、島と半島が区別がつかんくらい、それくらい島がたくさんあって、泳いでいけそうじゃないですか。だから、島と島をたどって人が、文化が流れていくっていうのはとても現実味があるんですよね。」 多島海。 瀬戸内国際芸術祭のキーワードのひとつでもある。 飛び魚を追っているうちに、いつのまにか遠くまできて、その島に住み着いてしまった、なんて話も、瀬戸内の海をみていると本当に思える。 知らず知らずにぎゅうぎゅうと押しこまれ、凝り固まっている私たちの「常識」そして「固定概念」。 地球を逆さにみる、ということがもともとナンセンスな話なんだけれども(だって宇宙の中で上がどっちかなんて何の意味もない)、そんなことにすら疑問を感じないのが日常。 今回のこれで、自分が何か変われるんじゃないかと思うんですよ、と、松本氏はストレートな言葉をすとん、と吐いた。 私たちも、はっとした。 そうだね、何かが変わるかもしれない。 変わると信じる人には、何かが変わるかもしれないね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年04月23日 23時04分12秒
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