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いま、この時刻に、私を乗せない船が出る。 私ではない人たちが、島の人に会うために海を渡る。 何か勘違いをしてるんじゃないか?と問われた三日前。 すべては変わり、めまぐるしく人々が過ぎていく。 ようやく、今頃になってようやく、自分の考え行動してきたことを本音で語れた昨日。 動くのをやめて、今は静かに考えてみよ、という。 頭はパンクしそうで、身体も宙に浮いていたんだろう、この数カ月。 なぜ地面に足をつけられなかったのか、それは自分の限界としか言えない? いや、まだ本気になっていなかった、と言われ、そうかとも思う。 国破れて、山河あり。 ここ数日、頭に浮かんでは消える言葉である。 いまこの時も、緑深い妻有の山々は輝いているだろう。 それは熱く、人々の情念の深い場所である。 うごめき、時に血を吐きながら時に笑い、そこに生きる仲間を思う。 すべてはこれからですよ、と、同志といってくれた人が言う。 そうかな、そうなのかもしれない。 手負いの動物。 痛みはない。 闘志だけが、今はない。 それでも、いま創りあげようとしているもののため、私がやれることは誠心誠意がんばる。それはみんなのため、自分のため、本当に大切だから。 鎧をおろして、素のままの自分ができること。 それが何なのか、もう一度見ることがきっと必要なんだな。
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Last updated
2010年05月16日 11時41分05秒
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