カテゴリ:メイキング・オブ・ものがたりコンクール
昨日10日は、小学生を対象とした物語コンクールの優勝クラスを訪問して、絵のアイディアを交換する、という企画で、島の南にある小学校を訪問しました。今回、訪問したのは8,9歳だから、日本で言うと小学3年生くらい。
高校、大学で教えたことはあるけれど、小学校って足を踏み入れるのも初めて! 未知の世界でドキドキ。教室に足を踏み入れて、びっくり。小学生ってなんて、にぎやかなんだろう! 今回は、優勝した物語の文章を整え、絵のイメージを膨らませるのが目的でしたから、クラスを二つに分けて、わたしは絵のグループを担任の先生と担当しました。文章から、思い描いたイメージを絵に描いてもらう、という作業をしてほしかったのですが、そこまでにたどり着くのに、思った以上に時間がかかるのです。 こどもたちなら、自由な発想で、ぱっと想像の絵に取り掛かるかと思ったら、まったく違いました。『自由な発想』というのは、こどもたちは意外に苦手。慣れていないようなのです。すこしずつ、ヒントをあげないと、紙が真っ白のまま。そして、すこ~し描くたびに『せんせ~い』と手を上げて、『これでいいの? これでいいの?』と確認を求めるのです。 こどもって、もっとのびのびしているのかと思ったら、意外に環境の中で一生懸命、それぞれ適応しようとするものなんだなぁと、初めて実感しました。こうして、こどもたちが自分の中でイメージを固めることろまで、小さなヒントをすこしずつ上げながら、手伝っていきます。自分に自信がわくと、だまって作業に集中するこどもたち。できあげると、満面の笑顔で、『マダ~ム、できた~』と走って見せてくれます。すごくいい笑顔です。 そんなこんなで、90分の授業はあっというまに過ぎていきました。今回の訪問は、思った以上に私自身もよい経験になりました。 最後に記念撮影。担任の先生、クラスのみんな、楽しい時間をありがとう! 最初は緊張していたこども達も、最後は、『マダム、ありがとう! 楽しかった。また来てね』と口々にいってくれました。かわいい(笑。 子供っていうのは、勝手には育たないんだなぁと、最近、実感しています。『〇〇をしなさい』と口でいうのは簡単だけれど、それでは、だめなのだということ。大人がずっとそばにいて、辛抱強く、繰り返して、継続して、支え、方向を示してあげたりしなくては、習慣さえ、身につかないのだなぁと実感します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ レユニオン島は、夏がそろそろ終わるころ。でもまだまだ突然の夜の雨があったりと、不安定。日本は桜の季節、フランスの本土、夫の里のナンシーも庭に植えたクロッカスが咲き、春の季節の花が咲き始める時期。 季節の花は毎年めぐって咲きます。そんな淡々とした潔さに改めて感動しています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 絵のブログ、↓↓↓ まほうの絵の具箱 。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 人気ブログランキングへ ↑をポチッとクリックして応援いただけるとうれしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.04.15 13:40:20
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