■パンのはなし Pain à l'ancien
ヴァカンス前はよくパンを作っていましたが、帰ってきてからすこし休憩していました。やっとここ数日、パンを作り始めています。私がよく作るのは、朝食や食事の際のテーブルにのる、田舎風のシンプルなパン。以前は、ホームべカリーを使っていましたが、今はボールひとつ、手でこねています。基本の作り方材料・パン用の小麦粉・・・250g・イースト・・・8g・水もしくは牛乳・・・160ccほど・塩・・・一つまみ・砂糖(好みで)・・・大匙1・オリーブオイル(好みで)・・・大匙1作り方1.材料をボールに入れる。小麦粉の真ん中にくぼみを作ってイーストを入れる。イーストに直接塩があたらないように、他の材料を入れて混ぜる。水もしくは牛乳は常温にしておく。2.材料がまとまったら、45分ほど休ませる。3.ガス抜きをして、もう一度形を整え30分ほど休ませる。4.小麦粉を少し振り、真ん中に十字の切れ目を入れ、余熱で暖めているオーブン、220度ほどで15分ほど焼く。さらに温度を200度ほどに落とし、10分ほど焼く。最後はオーブンの癖にもよるので、臨機応変に様子を見ながら。普通のカンパーニュは牛乳ではなく水、砂糖もオリーブオイルも入れませんが、我が家では子供たちが喜ぶので入れています。小麦粉は無農薬や全粒粉、スペルトコムギなどを混ぜたり、見つけたものを、いろいろ試したりします。パンはむかしから、フランスでは身近な日常の食料で、パンにまつわるたくさんの昔話やことわざ、言い伝えがあります。・汗なくして、パンはなし(額に汗せずにはよきものは手に入らない)・パンをかまどに入れるものが、焼きたてのパンをたべるとは限らない。・粉引き小屋にしばしば行くほうが、医者に行くよりもよい(きちんと食事をする努力をすることが医者にしばしばいくよりよい)・まずいパン、まずいスープ(かつて硬くなったパンはスープに入れて食べていた。材料がおいしければおいしいものができる。材料がまずければできたものもまずい)・古いパンはひどい、でもそれさえないのはもっとひどい (固いパンでもあるだけまし)・苦もパンがあればよいもの (苦労も報われればよいものとなる)などなど・・・・。パン、小麦粉にまつわるロレーヌ地方のお話も新刊にいくつか入れる予定です。今ではフランスのパンというとバゲットを思い出しますが、ロレーヌの田舎では、丸形の大きな田舎パンでした。焼き上がったパンはかつてこうして、リネンの大きな布巾か、もしくはトワルと呼ばれる厚手のコットンにくるんで保存していました。リネンは高価なものだったので、庶民はトワルをよく使用していました。そして、きちんと掃除した清潔な部屋に、テーブルの上に切り口を戸口に向けて置いていたそうです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・●絵のブログ、↓↓↓まほうの絵の具箱。・・・・・・・・・・・・・・・・・・●テールベルトのアクセサリーショップ。天然石やシルバーを使ったアクセサリーショップのブログです。→→テールベルト Terre Verte フレンチスタイルのアクセサリーたち ・・・・・・・・・・・・・・・・・・人気ブログランキングへ↑をポチッとクリックして応援いただけるとうれしいです。