豪華な会議室☆
現市庁舎であるヴォルテッラのプリオーリ宮殿。14世紀の装飾がそのまま残されている会議室以外は、近代的な内装になっています。廊下や階段部分のシンプルな白い壁とは対照的に、カーテンで仕切られた会議室へ一歩入ると、極彩色の世界 正面のフレスコ画は、受胎告知の場面。 中央部分が傷んでしまっているのが残念ですが、左手にお告げの天使ガブリエレ、そして右手にマリア様が描かれています。天使ガブリエレが右手でマリアを指しながら、「Ave, o Maria, piena di grazia, il Signore e' con te(恵みあふれる聖マリア、主はあなたとともにおられます)」と告げている場面はたくさんの画家によって描かれていますが、やはりドラマチックで静かな迫力があります。ところで、画家によってガブリエレの羽根の色が違うのは、やはりなにか意味があるのかしら。。? 純白の羽根だったり、この絵のように虹色だったり。・・・私は華やかな虹色の羽根がオシャレでイイと思うんですけど~・・・ちなみに、今日9月8日はマリア様のお誕生日です 会議室の見所は、受胎告知だけじゃなくって、このなんともいえないブルーが素敵な装飾。アーチがつらなるような天井のカーブに合わせて幾何学模様の縁取りと、その中には歴代のフィレンツェ代表たちの紋章が描かれているんですネ。こういう紋章も、カッコイイものからちょっと変わったものまで、モチーフを見ていると飽きないモノがありますネ。 たとえばこの左端。 ・・・・黒豚?・・・イノシシ??