西武鉄道のレストラン列車「52席の至福」
今回はマゼラン一行の世界周航に触れるつもりでしたが予定を変更。先週日曜(2月19日)に乗った西武鉄道のレストラン列車「52席の至福」を急遽紹介としました。久しぶりの鉄道ネタです。土日、祭日のみ運行するなかなかキップも取りにくい列車だそうです。今回弟が母の誕生日の為に予約してくれたのですが、たぶん自分が一番乗りたかったからかも因みに、西武鉄道はラッピング電車がよく走っています。最近亡くなられたマンガ家の松本零士氏も西武鉄道のラッピング電車「銀河鉄道999号」(2009年年5月1日)を手掛けていました。以前紹介しています。リンク 西武鉄道の銀河鉄道999リンク ラッピング電車「きゃりーぱみゅぱみゅ」 (SEIBU KPP TRAIN)西武鉄道のレストラン列車「52席の至福」車両デザイン車両の内装52席の至福 宣伝パンフ52席の至福 乗車ディナー料理と酒スペシャル・サービス52席の至福からのお土産品Laview(ラビュー)西武秩父駅52席の至福 運行区間池袋~西武秩父駅間西武新宿~西武秩父駅間西武新宿~本川越駅間など52席の至福 運行日土休日を中心に年間100日程度の運行を予定する臨時電車と位置づけされている。乗車時と降車時はレッドカーペットを敷いてくれると言うのが、この列車のこだわり。でもドレスコードは無いので気楽にいつもの服でもよい。車両デザイン列車の外装と内装のデザインは建築家の隈 研吾 氏が手掛けている。とは言えもともと西武鉄道の52型(4000系)をリメークした車両が利用されているので、昨今のJRの高級電車とは違う。外装のラッピングを除けば、外見は親しんだ西武線だ。下は西武線のサイトから借りてきました。車両のデザイン画です。「秩父」の四季を自然豊かに表現したそうだ。2号車のデザイン画は海? と思ったが荒川をダイナミックに表現したものだと言う。1号車 春 芝桜、長瀞の桜2号車 夏 秩父の山の緑3号車 秋 秩父連山の紅葉4号車 冬 芦ヶ久保の氷柱タイトルの「52席の至福」とは、このレストラン車が4両1編成からなっているのだが、実際の食事席は2号車と4号車のみ。1号車はユーティリティー・スペースとして諸々イベントなど多目的に使われる車両。3号車が厨房車となっている。それ故、食事の提供してもらえる座席は52名がマックスらしい。車両の内装客車2号車現在、コロナ対策でついたてが座席横に立てかけられます。客車4号車姪が越境して4号車まで行き撮影。天井が違うだけなのですが、雰囲気がかなり違います。下の厨房の写真は西武鉄道から借りました。下は姪が撮影してきた写真。すでに撤収の時です。52席の至福 宣伝パンフ52席の至福 乗車現在、宮崎県とタイアップしているようで、食材も宮崎県産がソラチョクで運ばれ利用されています。観光PRのパンフ付き。ウェルカム スパークリングワインクレマン・ダルザス・ミシェルフォネ(辛口)ウェルカムドリンクとソフトドリンクはサービスです。ペアリングのワインや日本酒ウイスキーは別料金。ディナー料理と酒コース・メニューペアリングのワイン・リスト前菜 宮崎と秩父を結ぶ至福の前菜カップ手前はチョウザメの白身とキャビア魚料理 ハーブ香る鮮魚と宮崎産日向夏のサラダ仕立て日向夏と併せているのはタラ。前菜のチョウザメも淡泊な白身。ここでまた淡泊なタラ。日向夏とチョウザメのサラダにして、前菜の魚をサーモンでもよかったのに・・。と、思ったりして・・。白ワイン プイィ・フュメ(Pouilly-Fume 2020)を合わせました。フルーティーで爽やかなワインでした。メイン 宮崎牛とみやざき地頭鶏(じとっこ)みやざき地頭鶏(じとっこ)は、江戸時代に藩城主の地頭職に献上していた美味しい鳥肉から由来。宮崎県および鹿児島県の霧島山麓において古くから飼育されていた在来種だそうです。宮崎牛もとても柔らかでしたが、メインなのに量が少なすぎ。赤ワイン グラン・マレノン・ルージュ(Grand Marrenon Rouge 2019)を合わせました。こちらもとてもおいしいワインでした。デザート 和紅茶香る宮崎産金柑のコンポート イチローズモルトアイスとワイン、ウイスキー、紅茶など飲料の撮影を忘れました。よこぜのおいしい紅茶、とてもおいしかったです。52席の至福では、希少なイチローズモルトが飲めるのです。ここで味見にストレートをとったのでアイスにもかけて食しました。イチローズモルト・ホワイト・ラベルは秩父の酒屋さんでも購入できましたが52席の至福ではホワイト・ラベルの他にPB2020とPB2022が飲めるのです。食事後に感想を求められました。あくまで個人的感想ですが、褒め言葉はお酒にしか出なかった。とにかくワインの味がよい。料理とのマリアージュが良いのか? は別に本当にワインがおいしかった。プリンス・ホテル&リゾーツのエグゼクティブ シェフソムリエ(市村義章 氏)がセレクトしているそうです。52席の至福。料理は期待薄ですが、お酒を楽しむには最高かもしれません。メニューは3ヶ月ごとに変わるようです。ところで料理は監修されたものです。レストランで食せば? あるいはシェフがその場で調理すれば? また味は変わったのでしょうが・・。やはり電車の中と言うことでハンデもあるでしょうね。※ 調理協力は武蔵野調理師専門学校ちなみにワインは秩父のワインもあります。グラスが電車の為に一般のワイングラスでなくグラスカップを使っています。それ故、ワインの分量はやや多めに入っていた気がします。いつもはあまり飲めない私ですが、列車でスペシャルと言うこともあり、ついスパークリングの他に赤白も手を出しました。非日常だからこそできる贅沢もある。と言う点ではとても楽しい経験をしました。スペシャル・メニューアニバーサリー・プランで事前に姪が頼んでくれたプレート。記念写真も撮ってもらいました。52席の至福 電車の1号車はイベントスペースです。結婚式や誕生日会などもできると思います。そういう意味では事前にオーダーすればいろいろお願いを聞いて答えてくれるのではないでしょうか。スペシャル・サービス途中フルートの生演奏もありました。芦ヶ久保では氷柱を見る為にストップ。2号車の前で停車。次は4号車の前で停車。52席の至福からのお土産品秩父の赤ワインの絞りかすから作られた焼き肉のタレと、グラス・コースターは車内で使用したもの。ちなみにコースターは52席の至福 電車のロゴをあしらったものなので全4種。一枚500円で販売されています。車内販売のグッズ他にバーニャカウダがありました。確か1280円。購入しました。今回の列車は秩父発のデイナーコースで西武新宿到着でした。午前中にラビューで秩父に向かいましたからおまけです。Laview(ラビュー)西武鉄道001系 2019年3月運行開始。車体はアルミニウム合金製車体を採用。老朽化した10000系「ニューレッドアロー」の後継車両として製造。新車両のコンセプトは都市や自然のなかでやわらかく風景に溶け込む特急。みんながくつろげるリビングのような特急。L - 贅沢(Luxury)なリビング(Living)のような空間a - 矢(arrow)のような速達性view - 大きな窓から移りゆく眺望(view)からLaview(ラビュー)と命名されたらしい。52席の至福 電車では西武鉄道の一日フリーキップが付いています。特急券は別。客室窓 縦 1,350 mm×横 1,580 mmの大型窓上下の写真は別日に撮影したものです。西武秩父に停車していたラビューです。乗車が迫っていたので先頭まで撮影に行けませんでした。先頭車両の写真のみウィキメディアから借りました。列車を見せる為に両サイドの景色削除させてもらいました。池袋駅です。ラビューも日曜の昼は満席でした。また、平日の通勤時間帯は30分おきに運行しています。非常に混んでいます。所沢までは20分程度ですが、所沢から西武秩父まで1時間かかっています。西武秩父駅右端のホームに52席の至福 電車が停車している。向こう方面は三峯行き。駅に付随して右にお土産屋、フードコート、温泉施設と並んでいる。駅に温泉施設があるので帰りに寄って帰る人が多い?是非入浴して帰ってください。おわります m(_ _)m