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レフティドラゴンのバリュー投資日記

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2006年04月15日
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カテゴリ:ランキング



長きにわたってお送りしてまいりましたこのシリーズもとうとう1位を残すのみとなりました。

ずっと読んでくださった方にはぜひ1位を予想していただきたいですね。これまでのランキングから私の傾向を分析すれば的中はそれほど難しくないと思うのですが。








ではでは、勿体つけたところで(笑)発表させていただきます。



第1位 長野五輪 スキージャンプ団体(1998年)
とにかくすごい試合。どんな脚本家でも決して書く事のできない神話のようなシナリオでした。

このシーズン、日本ジャンプ陣は圧倒的な強さを誇っており、W杯の総合ポイントランキングでは船木・原田・斉藤の3人が5位以内に入っているほどでした。
団体メンバー4人中3人が世界ランク5位以内、しかも会場は日本。いくらジャンプが天候に左右される要素が大きい種目とはいえ、どう考えても金メダル以外ありえない状況だったのですが・・・

日本の一人目には岡部が起用されました。岡部はこのシーズン調子を落としていたのですが、ギリギリで五輪までに調子を戻してきました。そして、個人戦のラージヒルで大ジャンプを飛び、葛西を押さえてメンバー入りしたのです。

余談ですが、葛西は当時も世界ランク10位前後の実力はあり、当時の日本でなければありえないメンバー落ちでした。葛西は当時の悔しさを今でも忘れておらず、自身6回目となる2010年の五輪での金メダルを目指しています。日本におけるV字ジャンプの先駆者で、全盛期には頭と足先が平行になる美しいフォームから欧州で「カミカゼカサイ」と恐れられた孤高の天才葛西紀明、彼が不可能を可能にしてくれることを私は願っています。

岡部の1回目はまずまずの121.5mで、日本は2位につけます。そして2人目の斉藤が130mの大ジャンプを飛び、早くもトップに躍り出ました。あとは差を広げる一方で独走で優勝だろうと私は安易に考えていました。

しかし、3人目に入ると雪と風が激しさを増します。追い風かつ助走速度が出ないという悪条件となり、各国の選手とも低調なジャンプが続きます。
そして、原田の番となりました。4年前のリレハンメル五輪の悪夢の失敗ジャンプを払拭する時が来たのです。
ところが神の悪戯か、原田の時に雪と風が一層激しさを増したのです。テレビの画面でスタートする原田の姿が見えないほどの状況でした。後に踏み切り地点も見えなかったと語った原田の記録は何と79.5m。何もここまで、というくらいの規格外の失敗ジャンプで(笑)日本は2位に落ちます。
さらにエースの船木も110m台の失敗ジャンプに終わり、1回目を終了した時点で日本は予想外の4位まで転落してしまいました。

それでも上位チームとの差は僅かで、2本目で逆転は実力的に十分可能でした。ところが、ここで雪がさらに激しくなり、競技は中断されます。一本目まで終了しているので、このまま中止となると日本の4位が確定してしまいます。何というタイミングの悪さか!こんな事がありうるのか!私は白馬の風に翻弄され続ける状況に呆然となりました。

ここでテストジャンパー達が続行を願う選手たちの想いに応え、危険を顧みず視界不良の中で大きなジャンプを連発します。天候もどうにか持ち直し、2本目が行われることになりました。それでもいつまた天気が悪化するか分かりません。私は日本が早い段階で抜き返すよう祈るのみでした。

1人目の2回目(通算5回目)はスタートゲートが上げられた事もあり、各国選手が120m越えの大きなジャンプを連発し、日本との差を広げていきます。しかし、ここで岡部が伝説級の大ジャンプを見せます。独特の低い飛行曲線で飛び出し、最長不倒の137mを飛んだのです。この1発で日本は一気にトップに浮上しました。
ジャンプ後のテレビ向けのインタビューで岡部は「風がよかっただけです」と熱狂する会場をよそに淡々と答えました。しかし、実はコーチと抱き合い、「タイミングぴったり。今期最高のジャンプ」と涙したそうです。なんというひねくれ者でしょうか!最高です(笑)ちなみにこの時のメンバーは原田以外ひねくれ者ばかりです。

続く斉藤は124mを飛び、トップを守ります。目立つ記録ではありませんが、実はこの時不利な横風が吹いていました。不利な条件の中、卓越した技術で距離を伸ばしたのです。
斉藤は個人戦から一貫して風に恵まれず、成績も低調でした。世界トップクラスの実力がありながらこの大舞台で最後までいい条件に恵まれることはありませんでした。私は斉藤のことを思い出すたび、人間の抗えない運命というものを考えてしまいます。
せめて私だけでも斉藤がこの金メダルの獲得に最大級の貢献をしたことをずっと忘れないでいようと思っています。

そして、あまりにも有名な原田の2本目です。二転三転する戦況と上にも下にも想像の枠を大きく越える原田のパフォーマンスを考慮すると、もはや何が起きるか見当もつかず、ただ祈るしかありませんでした。
全てが予め定められていたかのように、原田は137mの特大ジャンプを見せました。
実況の「高くて・・高くて・・いった~!!大ジャンプだ原田~!!」も最高でした。記録に残る名実況だと思います。
飛んだ直後から原田は号泣です。言葉になりません。率直に言ってメチャクチャです(笑)しかし見ているこちらもただ涙。感情を揺さぶられるばかりでした。

これで決定的なリードを奪った日本はアンカー船木が貫禄の126mを飛び、見事金メダルに輝きました。実力どおりの順当な優勝では決して味わえない、天井知らずの感動を味わわせてもらいました。
近年日本ジャンプは当時が嘘のような低迷を続けていますが、あれほどの感動をもらったのですから10年やそこら低迷してもなんら文句はありません。

それにしてもこの五輪、ノーマル・ラージ・団体と続いた原田劇場は何と表現すればいいのでしょうか。規格外の大傑作でした。船木が個人戦で金メダルを取った事も、団体金メダルが岡部・斉藤のおかげで取れた事も全て吹き飛ばすインパクトがありました。
当時ある雑誌に「全ては神の化身である原田による自作自演なのではないか」という記事が出たのですが、本当にそうなのではないかと思わせるほどでした。

前回、日本最高のアスリートは伊達だと書きましたが、記憶に残るという意味では原田雅彦の右に出るものはいないでしょう。他の選手では決して許されないような大失敗までが物語の一部なわけですから、どんなに強い選手でも超えられるものではありません。



あ~マジで疲れた。過去最大の大作になってしまいました。
最後まで読んでくださった方、本当にどうもありがとうございます。






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最終更新日  2006年04月15日 23時39分39秒
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