長らく街道歩きもサボってました。
以前歩いた鯖街道は夏の事。
それ以降は100kmウォークに出ただけで、殆ど歩いていません。
まあ、100kmウォークに向けて、練習はしていたのですが、
自宅の近所をウロウロ歩き回るだけだったので‥
なかなかここを歩きたい!って、思える街道がなく、決められませんでした。
ようやく高野街道を歩くことに決定。というのも‥
以前、熊野を歩いてみました。
大阪の八軒屋浜から、紀伊街道、田辺から中辺路に入り本宮へ。
本宮から速玉大社、那智大社と周り、大雲取、小雲取と越えて再び本宮。
ここで終わっています。そう、地元まで戻ってきていないんですよね。
ということで、本宮からの帰り道を歩くことにしました。
同じルートは面白くないので、本宮から小辺路を通り高野山へ。
そこから高野街道・西高野街道を使って帰阪するルート。
本来であれば、本宮からスタートするのが本当なのですが、
寒い季節に入ってしまったので、先に高野街道を歩いてしまい、
少し暖かくなったら小辺路を歩こうと思っています。
そんな訳で、始発の電車で出発。JR、南海、ケーブルと乗り継ぎ高野山駅へ。
さらにバスで金剛峯寺まで移動。ここをスタートにします。
高野山のエリアマップ。
高野山へは何度か来たことがありますので、どこにも立ち寄らず。
女人堂。
高野山は明治5年に女人禁制が解かれるまで、女性の立ち入りは不可。
そのため、いくつかあった登り口に女性のための参籠所が設けられ、
女人堂と呼ばれたそう。これは女人堂で唯一現存するもの。
女人堂の少し先、右手に下る道がありますので、そこを下ります。
舗装された綺麗な道。不動坂と呼ばれる道。
女人堂から5分ほど下ると、地道との分かれ道が。
案内板によると、舗装された不動坂は大正4年にルート変更されたもの。
平安時代からある古い道は、改修以後、全く人に手が入っていませんでしたが、
平成22年になって再整備が始まったようです。
もちろん、古い方の道を歩きます。
再整備といっても、舗装されているわけでなく、通れるように伐採された程度。
急な道を下ると清不動堂。ここで一度新しい道に合流しますが‥
すぐに左手に旧の道が現れます。
紅葉の絨毯の中を歩いて下ります。
伐採した切り株が多く残ってますので、足元には要注意。
さいごに「いろは坂」と呼ばれる難所が待ち受けます。
当初は「四十八曲がり」と呼ばれていたそう。
かなり急な坂道。ところどころ立木につかまりながら下るぐらい。
登りは考えたくもありませんね。
いろは坂を過ぎると、舗装道になり、やがて高野山ケーブルの軌道が見えてみます。
ちょうど登りのケーブルカーがやってきました。
橋を渡り、極楽橋駅方面に出ます。
女人堂からここまでは2kmほどしかないのですが、45分もかかりました。
2kmで標高400mを一気に下るのですから、それだけ急な坂だったと。
ここからは一般道を歩いていきます。
まだまだ続きますが、長くなってきたので続きは後程。