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カテゴリ:小説 ミステリ
あーーー怖かった。『13階段』で江戸川乱歩賞をとった高野和明氏の著。『13階段』はとっても面白かったので、期待して読んだ。
主人公の修平は書いた本がベストセラーになり、調子に乗ってマンションを買う。それまで妻の果波と住んでいたアパートをひきはらい、新しいマンションでつい盛り上がってしまう。 避妊を忘れて… 果波は妊娠してしまうが、まだ作家としての地位が確立してない修平は、マンションを売りたくないために中絶を提案する。素直に受け入れる果波。でも、中絶手術前の処置中、果波は精神的におかしくなり、別の人格が憑依したようになってしまう。 これは精神疾患なのか?霊魂のしわざなのか? 『13階段』に比べたら、オカルトが入っているという点で好みではない作品だったけど、怖くて、どうなるんだろう!と気になって一気に読んでしまった。 せっかくできた子どもを中絶するのは精神的にも肉体的にもつらいものだろう。 妊娠を望まないのに避妊しないのは、女性に対する傷害罪、子どもに対する殺人罪だ。 よくよく、教育がいきわたることを願う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年03月03日 09時48分10秒
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