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カテゴリ:小説 ミステリ
題名:誘拐児
作者:翔田寛 第54回江戸川乱歩賞。 舞台は昭和21年、まだ戦後の混乱が残る日本。5才の子どもの誘拐事件から始まっている。 その15年後、若い女性の惨殺事件が起こる。二つの事件には関連があり、果たして女性を殺したのは誰なのか… 私はドラマでも映画でも小説でもサスペンスの犯人が予想できない。今回も、やっぱり違っていた。自分の単純さにあきれる。 江戸川乱歩賞としては、ちょっと迫力に欠けるかな?犯人が明らかになる過程が、緻密な捜査というより「運」に左右されていて、ムリがある感じ。 では、小説に「愛」はあったか?(傑作でなくても愛があればいいので) 「愛」はそれなりにあったのでよかった。 これまでに江戸川乱歩賞を取った作品で読んだものは 桐野夏生顔に降りかかる雨 野沢尚破線のマリス 薬丸岳天使のナイフ 高野和明13階段 神山裕右カタコンベ 映画にもなったけど、この中では『13階段』が一番でした! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年04月06日 10時05分17秒
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