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カテゴリ:小説 ミステリ
題名:てのひらの闇
作者:藤原伊織 主人公はヤクザを父親に持つ、大手飲料メーカーの広告マン。その主人公を取り巻く、会社の社長、魅力的な女性部下、仕事を通じて知り合った女優、ヤクザ時代の番頭役。導入部分のビデオテープや、そこに隠されたトリックを見抜いてしまう主人公、それがもとで自殺してしまう社長。なぜ社長は自殺したのか・・・ 超ハードボイルドだった。主人公は頭がよくて女にそこそこモテて、怖いもの知らずで暗い過去を持つ。男のプライドって奴がものすごーく強いタイプ。 38℃以上の熱をずっと出しているのに、動き回ったりバイクの後ろに乗ったりしている。 風邪治したほうがいいんじゃないかな、と心配になった。 正直言って、あんまり世界に入っていけなかった。軟弱(失礼!)な男性を見慣れ、読み慣れているからか、ハードボイルドでマッチョな男は日本の風土では浮いている気がして・・・ 義理と人情はかりにかけりゃ、義理が重たい男の世界♪という歌があった。高倉健のヤクザ映画は大好きで、一時期ハマッて見たけれど、小説は苦手なのかも。 それでは、小説に愛はあったか? あった。のでよし。 ハードボイルドが好きな人にはオススメです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年04月18日 09時55分06秒
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