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マダム豆大福の読書の小部屋

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2011年04月08日
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カテゴリ:小説 ミステリ
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作者:東野圭吾

ずいぶん昔(1993年)の東野圭吾の作品。文庫本を見つけたので読んでみた。

函館市生まれの鞠子は18歳。札幌の大学に通っている。

最近、自分に瓜二つの女性がテレビに出演していたと聞いた。

小林双葉は20歳の東京の女子大生。アマチュアバンドの歌手だが、母親からはテレビ出演を禁じられる。

鞠子も双葉も、母親にはちっとも似ていない女の子だった…

「クローン人間」ものだということは、読んでいてすぐに察しがついた。

展開もあっと驚くところはなく、東野作品にしてはやや退屈。愛も…やや少なめ。

ただし、18年前の作品ということを考えると面白いのかな。

「クローン人間」。技術的に今は可能。でも、自分のクローンとか気持ち悪すぎる。自分の子が亡くなってしまっても、もう一度同じ子を、という行動はとらないだろう。

でも、この地球のどこかで、この小説のようなことが起こっているかもしれないと思うと怖い。





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Last updated  2011年04月08日 13時18分47秒
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