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まいかのあーだこーだ

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2019.07.08
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カテゴリ:NHK大河ドラマ
『いだてん』の第26話「明日なき暴走」。
お世辞にも、あまり出来がいいとは思えない。

演出は大根仁。

どうも彼の担当する回が悪目立ちしてる気がして、
調べてみると、NHKの外部の演出家でした。

ネットで「10年にいちどの神回」と自画自賛したり、
取り巻きの支持者がやたらと盛り立ててるようですが、
正直いって、
彼の担当する回は、むしろ他の回より劣ってる気がします。

NHKに外部の演出家を迎えることの善し悪しについては、
わたしはよく分かりませんし、
彼がテレ東や東宝で撮った作品も見たことがありませんので、
どれほどの演出家かまったく無知なのですが、

すくなくとも『いだてん』にかんするかぎり、
彼の演出が上手くいってるようには思えません。

菅原小春の泣きの演技も、
必要以上に上滑りした感があり、
前々回の抑制された感動には及ぶべくもありませんでした。



とくに疑問を感じたのは、
薬師丸ひろ子が阿部サダヲの掌にナイフを突き刺そうとしたシーンです。

クドカンの脚本がどういう内容だったか分かりませんが、
おそらくは「コント的なシーン」として書かれていたか、
もしくは「精神的に切羽詰まった狂気的なシーン」として書かれていたはずです。

しかし、出来上がった映像からは、
その意図がまったく理解できず、たんに猟奇的な妙な印象だけが残りました。

おそらく演出家自身が、脚本の意味を十分に呑み込めぬまま、
ただ形だけの撮影を行った結果ではないかと思います。

大根仁がどれほどの演出家なのか、わたしはおおいに疑問を感じます。





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最終更新日  2024.06.20 17:09:07


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