カテゴリ:わたどう~ウチカレ~らんまん!
うわわわわ…
漱石ーーー!!! 漱石ーーー!!! 漱石ーーー!!! せつないし、報われな~い! しかもニューヨークに島流し~!(ToT)/~~~ ◇ …まーねー。 サリーという恋人がありながら、 碧のほうへ横恋慕してしまった漱石が悪いのだし、 しかも、その想いは最後まで変わらなかったし、 彼の自業自得といえば自業自得なのだけど、 添い寝したサリーに流した涙とは何だったのか。 彼女を愛せなかったことへの贖罪の気持ちだったのかな。 まあ、サリーもサリーで、 漱石にストーカーはしていたものの、 それは愛と呼べる感情ではなかったみたいだし、 結局、 漱石とサリーのあいだには、 ほんとうの愛情はなかったのかもしれません。 ここらへんは、 非常に解釈の難しいところで、 今後、いろいろな考察もされるべきだと思いました。 ◇ 碧は、 最終的に、 漱石でもなく、 風雅でもなく、 ゴンちゃんでもなく、 象印を選んだ。 ってことなのだとわたしは思うけれど、 ここらへんも視聴者によって解釈が分かれるところかもしれない。 …そして、 報われなかったといえば、 鼻毛先生もまた、 なんだか「物分かりのいい咬ませ犬」的な役どころに終わって、 ちょっと気の毒な感じがしました。 ◇ 碧は、 風雅や漱石と別れたけど、 かといってゴンちゃんを選んだわけではない。 空も、 鼻毛先生と別れたけど、 かといって光を選んだかどうかは分からない。 つまり、この最終回って、 一見、まったりと穏やか内容ではあったけど、 考えようによっては、 美人母娘のお眼鏡に適わなかった男子たちの死体が、 累々と転がった感じのラストでもあるのです。 その意味でこそ "かぐや姫" 的な物語だったのです。 「月を欲する民」とは、かぐや姫を求める若武者のことだった。 ◇ 恋とは呼べない気持ち。 名前のつけられない関係。 それを失くしたくないのなら、守らなければならない。 …というのが本作のテーマではあったのだけど、 はたから見れば、 それは女子のご都合主義的なわがままであって、 あくまで女子の側の一方的な意向で、 容赦なく男子の取捨選択がおこなわれたようにも見える。 出産をしたり、堕胎をしたり、 場合によっては一人で子育てしたりする女子には、 みずからの幸せを選ぶ権利があるのだし、 クズ男に対しては復讐する権利だってある。 その権利の行使のドラマだったともいえます。 そして、 なぜか俊一郎ジイサンだけが、 孫ほども若い娘とラブラブに終わるという斬新な結末!(笑) なんだか分からないけど、めちゃ画期的っ?! これは、 「恋なき時代」の新しい物語として、 かなり論議を呼ぶものではないでしょうか。 わたしは、ここに、 北川悦吏子の攻撃性さえ感じ取ることができるし、 時代に対してナイフ突きつけてる気もするし、 場合によっては未来を見捨ててる気もしますね。 よくもわるくも問題作ではないかしら? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.07.13 17:12:56
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