第4話が放送されたあと、
フリージャーナリストの橘しおり(田中みな実)に注目が集まっています。 ここで、いくつかの仮説を立ててみます。 まず、 橘しおりのことを考えるために、以下の6つの事実は重要です。 1.2006年に陸上部の「合同合宿」があった(次回予告より)。 2.2006年に渡辺康介が失踪した(15年後に遺体で発見)。 3.2006~07年のあいだ、橘しおりが法都大を休学した。 4.2006~07年のあいだに、橘しおりの両親が離婚した。実家は青森の旅館。 5.2007年に白山大の陸上部寮内で大麻使用が発覚した。主犯は渡辺康介。 警察は、19人以上の女性が渡辺康介に暴行されたと把握。 6.その後、白山大と法都大の陸上部監督が交代した。 これらを前提にして、以下の4つの仮説を考えてみます。 仮説1.法都大学にも逮捕者が出た可能性 警察は19人の女性被害者を把握しているので、白山大のほかにも余罪が発覚したことは確実です。法都大にも逮捕者が出た可能性があります。その場合、白山大と同様に、法都大でも陸上部の活動が無期限停止になったはずです。 仮説2.青森の旅館で「合同合宿」の可能性 かりに白山大と法都大の「合同合宿」で大麻が使用されたとして、それが橘しおりの実家の旅館だったとすれば、旅館経営までもがマスコミなどの風評被害にさらされ、それが両親の離婚にまで繋がったかもしれません。ちなみに、橘しおりは「書かれたことが事実になる」と発言しています。 仮説3.橘しおりの父が失職した可能性 かりに橘しおりの母が老舗旅館の女将だったとすれば、父は別の仕事をしていた可能性もあります。もしかすると法都大学陸上部の監督だったかもしれません。陸上部の活動停止によって白山大の矢野監督が失職したように、法都大の陸上部監督も失職した可能性があります。橘しおりの両親は、旅館経営を守るためにあえて離婚したのかもしれません。 仮説4.橘しおりが康介殺しの犯人を恨んだ可能性 白山大のマネージャーだった青木菜奈は「自分は被害者ではない」と言いましたが、橘しおりも、渡辺康介を恨むのではなく、むしろ渡辺康介を殺した犯人のほうを恨んでいたかもしれません。 そして真田梨央(吉高由里子)や失踪した弟に疑念を抱き、後藤(及川光博)を介して、アゲ記事を書く名目で真田梓(薬師丸ひろ子)に接触していたかもしれません。 …以上が、橘しおりについての仮説です。 さらに5つの仮説も加えてみたいと思います。 仮説5.藤井(岡山天音)が死体遺棄の場所を知っていた可能性 白山大陸上部の寮があったのは岐阜県です。しかし、渡辺康介の死体が発見されたのは富山県です。県境を越えて死体が遺棄されたことは、犯人以外に知るはずがありません。藤井が岐阜県警でなく富山県警へ入ったのは、彼がはじめから遺体の場所を知っていたためかもしれません。 仮説6.後藤(及川光博)が裏金を蓄えていた可能性 後藤は長年にわたってペーパーカンパニーを使って裏金をたくわえ、梨央についてのネガティブな情報を収集するために、優や橘しおりに情報料を支払ったのかもしれません。また、渡辺昭を支援して梨央を陥れるために、優を介して500万円を渡したのかもしれません。 仮説7.後藤が梨央と渡辺昭を引き合わせた可能性 梨央についてのネガティブな情報を収集していた後藤は、優を介して渡辺昭に「芝池公園に行けば梨央に会える」と伝え、両者が会話している様子を優に盗撮させて、その映像を、社内で梨央を追及するために利用するつもりだったかもしれません。 しかし、優の盗撮に気づいた渡辺昭が逆上。これに驚いた優は、突発的に渡辺昭を殺し、その記憶を失ったのかもしれません。 仮説8.真田梓(薬師丸ひろ子)が優に情報屋をさせていた可能性 真田梓は、もともと後藤の企みに気づいており、あえて優に情報屋をさせたのかもしれません。かりに後藤が、梨央についてのネガティブな情報を獲得したとしても、彼はそれを社内闘争に利用するだけなので、社外に漏らすことはないと考えていたはずです。しかも、優が後藤へ提供する情報について、真田梓が事前にチェックすることもできたでしょう。 仮説9.真田梓が橘しおりを拉致する可能性 真田梓にとっての最大の誤算は、後藤が、優だけでなく、裏金を使って橘しおりまで雇ったことかもしれません。実際、橘しおりは、ネガティブな情報を社外にまで漏らしてしまいました。 橘しおりを拉致する可能性がもっとも高いのは、おそらく真田梓だろうと思います。ただし、後藤も、政信(奥野瑛太)も、加瀬(井浦新)も、優も、けっして会社の損失までは望んでいないので、彼らが拉致を実行する可能性もあります。 あくまで仮説です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.03.20 13:01:56
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