カテゴリ:わたどう~ウチカレ~らんまん!
朝ドラ「らんまん」の第10~11週。
万太郎は、石版印刷の修行をしてます。 竹雄からは、 「なんで峰屋のご当主が見習い修行なんかを!」 みたいに言われてましたが… 実際、牧野富太郎は、 神田錦町の印刷所で1年間修行したそうです。 ◇ 彼がそこまでした理由は、 ドラマとはちょっと違っていて、 自叙伝によれば、 「郷里に帰り、土佐で出版する考えであった」 「その当時、土佐には石版の印刷所がない」 「郷里で出版するには自身印刷の技術を心得ていなければいけん」 「そこで一年間、石版印刷の稽古をしたのであった」 「石版印刷の機械も一台購入し郷里へ送った」 …とのことです。 機械まで買っちゃうのだから凄い! 最新技術で絵を描くことの面白さに魅了されたのでしょう。 ◇ その印刷所には、 歌川国芳の弟子だった画工がいます。 (↑これは史実かどうか分かりません) 先月も同じことを書きましたが、 寿恵子の部屋に貼ってある八犬伝のポスターも、 歌川国芳の作である可能性が高い。
印刷所の画工は「岩下定春」なる男。 国芳の工房では猫を描いていたらしい。 実際、歌川国芳は猫好きです。 寿恵子と滝沢馬琴は犬好きですが(笑)。 国芳の八犬伝の絵にも、化け猫が描かれています!! 犬vs猫? ▶ 国芳一門の猫絵図鑑 ◇ ◇ それにしても、万太郎は、 だんだん竹雄から自立しつつありますよね。 親離れならぬ「番頭離れ」でしょうか。 もはや病弱だったころの子供ではありません。 竹雄のほうも、 子離れならぬ「若離れ」をしつつあります。 「若」呼びから「万太郎」呼びになって、 お守もりの役割からは解放されつつある。 ◇ 祖母が死んだら、竹雄は土佐に戻って、 綾のことを支えなければならなくなるはず。 史実でも、祖母が亡くなった後に、 番頭と猶が結婚しているようですから、 きっとそういう流れになるのでしょうね。 まあ、 万太郎のお金の心配はありますから、 土佐から仕送りすることになるのだろうけど、 家業も大変な状況ですから、 仕送りは容易なことじゃなくなるかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.06.13 19:33:23
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