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まいかのあーだこーだ

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2023.06.16
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カテゴリ:ドラマレビュー!
NHK「藤子F不二雄SF短編ドラマ」。

BSで4月に放送された前半7編が、
地上波の夜ドラ枠で放送されていました。

星新一に続く、SFシリーズ第2弾?



藤子F不二雄の世界観をうまく映像化してた、
…ともいえるけど、
それ以上に感じたのは、
実写になっても変わらない原作の個性の強さ。

どのエピソードにも、
漫画家の強烈な作家性が滲み出ていました。
星新一より個性が強いかも。



星新一のSFは、
わりとバッドエンドが多かったけど、
藤子F不二雄はハッピーエンドが多い印象。

しかも、
ものすごく他力本願的なハッピーエンドです。

主人公は全員のび太っぽくて、まったくの怠け者。
なんの努力もしないのだけど、
なぜか棚ぼた的にハッピーエンドに終わる。

まさしく「ドラえもん」がそうであるように、
ものすごくご都合主義的な世界観(笑)。
それが藤子F不二雄の個性なのだなと思う。

ちなみに、
鈴木福くんはのび太っぽかったし、
堀田真由もしずかちゃんっぽかったです。






関係ないけど、岡崎体育の「スネえもん」は完全にジャイアンでしたね。

スネ夫+ドラえもん=ジャイアン



最後のエピソードは「流血鬼」でした。
人類が死なない吸血鬼になってしまう話。

手塚治虫から宮崎駿を経て、
吾峠呼世晴の「鬼滅の刃」に至るまで、
日本の漫画は人間の《不死願望》を戒めてきたけれど、

藤子F不二雄の場合は、
未来の技術に対して楽観的なのか、
「人間が死ななくなるなら、それでいいんじゃないの?」
みたいなところがある(笑)。

正直、わたし自身も、
鬼滅の刃を見ていると、
「死ななくて済むなら、みんな鬼になっちゃえば?」
と思ったりします。

炭治郎は、鬼の誘惑を拒絶して、
「人間は死ぬからこそ一生懸命生きられるんだあ!!」
みたいに言うけれど、
なんかアナクロ的な精神論に聞こえてしまって、
いまいち説得力を感じないのよね。

藤子F不二雄の場合は、
「みんなで吸血鬼になれば怖くない」って感じ。
なし崩し的に、みんなが死なない吸血鬼になってしまう。

そういう未来への楽観論は、
わたしたちの世代的な価値観にも重なってる気がします。




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最終更新日  2023.06.16 13:58:24


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