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TBS「あのクズを殴ってやりたいんだ」第5話。
かなり濃密な内容でした。 ◇ 奈緒のパンチ…けっこう本格的じゃない? くずくずもへじ (@u@; …なかなか独創的で斬新かも(笑)。 いまや、ほこ美は、 殴ることで海里を救おうとしてる。 この流れだと、やっぱり最後は、 海里がセコンドになって、 ほこ美がリングにあがることになりそう! いよいよラブコメからスポコンへ移行? そして、 那須川天心がちょいちょい出てくるのは、 最後にボクサーの役で登場する伏線なの? ◇ 県会議員の富岡は海里の実の父でした。 海里は、 大豪邸に住むお金持ちのボンボンなのに、 なぜボクシングの世界へ入ったのかしら。 父親と苗字が違うのは、 自分のことを「クズ」だと考えた海里が、 みずから葛谷と名乗ったから? あるいは、 父の選挙を妨げないように、 あえて違う苗字を名乗ってるとか? いくら競技中の事故とはいえ、 息子が死亡事故にかかわった風評は、 県会議員の父にとって、 マイナスイメージになりかねないかもね。 まして遺族に憎まれてるとなれば…。 ◇ 亡くなった平山大地の両親は、 いまでも海里のことを憎んでる。 競技中の事故なのに、 対戦相手を露骨に憎んでるのを見ると、 どんなに謝罪したところで、 あの両親が海里を許すとは思えません。 会長が、 気軽なボクササイズの受講者を歓迎するのは、 ジムの経営のためというより、 これ以上、危険な競技へ送り込むことに、 恐怖心を抱いてしまったからなのかも…。 ◇ あくまでフィクションなので、 現実には、 あそこまで対戦相手を憎む遺族はいないだろうし、 反則でもないかぎり、 死亡事故に関係した選手が、 あんな社会的制裁を受けることもないだろうけど、 そうはいっても、 やりばのない遺族感情を想像すると、 あらためてボクシングは怖いスポーツです。 危険な競技として、 禁止の議論があっても不思議ではない。 ◇ ボクシングの起源は地中海の古代文明。 ローマ時代には、 奴隷を死ぬまで戦わせる見世物だったそうです。 現在でも、貧困から抜け出すために、 やむをえず危険を承知で挑む人々はいるだろうし、 それを富裕層が楽しんでる構図があるなら、 殺し合わせる見世物の側面がないとはいえない。 将来的には、 禁止される可能性のある競技だと思います。 ボクシングは世界的な統括組織がないため、正確な死亡者数の把握は難しいが、1890年から2011年の間に1604人のボクサーがリング禍によって死亡し、年間平均死亡者数は13人との調査結果もある。 ボクシングに関するWMA(世界医師会)声明 西暦400年頃に、ボクシングは奴隷や身分の低いものによる見世物として行われていたが、多くの場合、一方の競技者の死亡によって試合の終了としていたため、その残忍性を理由にローマ帝国のテオドリック大王によって禁止された。 スウェーデンでは、安全面への配慮から、1969 年以来、「プロボクシングの禁止に関する法律」によって、プロボクシングの興行が禁止されていたが、2006 年に「特定の格闘技の競技会の認可に関する法律」を制定し、一部を条件つきで認めるようになった。 怖くて悲しくて救われない物語です。 けっしてボクシングを美化してはいない。
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最終更新日
2024.11.06 11:06:47
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