「マイナートラブル」では済まされない産後女性のデリケートな問題 ~尿漏れ~
「尿漏れ」。産後でなくても、気になりますよね!いやーなワードですが、産後の日(3月5日)も過ぎ、サンゴサンゴ♪の世間の波(?)が過ぎた今だからこそ、あえて取り上げてみようと思います。ご紹介する記事は数年前のものですが、コチラのもの…。日本製紙クレシアは、同社が制定した「産後ケアの日(3月5日)」にあわせて、20代~40代の出産経験者1000人を対象に、産後の身体へのケアに関する意識調査を実施したその調査結果。ちょっと長いですが、あえて引用させて頂きますね。最近の芸能界のベビーラッシュで、出産後の芸能人がエクササイズなどによって産前と変わりない体型で仕事に復帰している姿が報じられるが、その容姿に「憧れる」とする回答は69.7%と約7割にのぼった。しかし一方で、自身はエクササイズに関して、「何もしない」、「続けられずに途中で断念した」、「今後も取り組む予定なし」と消極的な回答をした人が、全体の8割超となる82.5%であることもわかった。さらにそのおもな理由の第1位は「時間がない」(34.4%)であったほか、「必要性を感じない」(17.9%)、「気持ちに余裕がない」(11.3%))という回答も多かった。そして人にあまり言えない産後の身体的な悩みとして、出産経験者の約65%が尿もれを経験しており、「出産をきっかけに」尿もれになった人は、尿もれ経験者全体の84.0%にあたることがわかった。この結果について、同調査を監修した産婦人科医の対馬ルリ子氏は、「出産後は、内臓を支える骨盤底筋が損傷あるいは疲労等によって緩んだ状態にあるため、尿もれを始め、血流の減少やむくみ、内臓機能の低下、代謝の低下で血行不良や冷えが生じがち。このような女性特有の体調不良の解消・改善や、将来起こる可能性のある疾患を予防するためには、『骨盤底筋のケア』がとても重要です。産後ケアは、将来長きにわたって健康な身体であり続けるために重要な役割を果たしていきます。病気を予防し、健康な身体を作るためには、簡単なエクササイズを毎日継続的に行うことが一番です。」とコメントし、今回の調査を通じて「産後ケア」の重要性のさらなる周知を訴えている。☆,。.:*:・゜'★' '☆,。.:*:・゜'★'*:・゜'☆,読み応え有りますね!産後の女性のリハビリのプログラムを実施している私も一人の経験者として強く強く共感しながら読ませていただきました。この記事を提供くださったのも、大岡山OGの方。忘れずにこうして記事をFWして下さるお気持ちが嬉しくて思わずブログの記事にしてしまいました。☆,。.:*:・゜'★' '☆,。.:*:・゜'★'*:・゜'☆,産後女性の「尿漏れに対する意識」、当り前ですが敏感になると思います。ゼロが1になる経験は人を相当揺さぶりますし、事が事だけに、自尊心を失い誰にも打ち明けたくない、特に夫には!…そんな悲しい気持ちになってしまいます。私もそうだったのですから良くわかります。でもなぜ、7割近い女性が、産後に元気に活躍している芸能人をみて憧れ、8割強の女性が、対処(エクササイズ)に消極的なのでしょう。8割強の女性が、産後に尿漏れに悩んでいるというのに。そもそも、エクササイズで尿漏れが治るとは考えにくいのかもしれませんね。でもそれは違うと思うんです。骨盤低筋という鍛えにくい場所だから無意識になってしまうのかもしれませんが、もう一つ、鍛えがいのある、よくわかる場所があります。それは「内転筋」。恥骨から膝まで付着している筋肉で、こここそが尿漏れの最後の砦といっても過言ではない場所です。ここをマドレボニータでは徹底的に鍛えます。そして、もう一つ大切なのが「姿勢」。産後の女性たちを拝見すると、多くの方が骨盤を前後に反らせ過ぎて過ごしています。これは腹筋も背筋も使っていない状態。自前の筋肉の力で身体をシャン!とさせていられない状態なのですね。この姿勢は、内臓にも負荷をかけます。どちらの姿勢も当然ながら下腹部は圧迫されてしまいます。圧迫されるということは…尿漏れを引き起こす姿勢を「無自覚に」とってしまっていることの怖さを…ぜひとも想像なさってくださいね。この骨盤の傾きが、本当にクセモノで、ついつい「甘めにOK」を出したくなるものなんですが、相当厳しく追及してほしいところなのです。その視点はレッスンで何度も何度もみんなで確認しています。産後の皆さん、どうぞクラスにお越しください。そして一緒に無自覚でいる骨盤周りに「視点」を持ってほしいなと思います。良質のライナーができたからと言って「笑って過ごせるようになりました!」ってねぇ、、、それはやっぱり男性目線ですよね(笑)。悪いものには蓋、的な…。(あ、すみません、それはそれで必要ですね!)でも、女性の皆さんはやっぱりこのままで良いはずがありませんもの。自分の身体のことだからこそ、心配ごとは解決しておきたいものです。…ということで、尿漏れ問題、また取り上げてみたいと思っています。「尿漏れは治る、そして予防できる。」ジーパンが履けるようになった、これも嬉しいけれど、尿漏れが治った!は、さらにさらに心強い話だと思います。