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カテゴリ:白内障、手術
さて、手術室です。 全部終わって、万が一目や頭が痛くなった時の鎮痛剤(結局痛くはなりませんでしたが、麻酔のせいで左の眼の上の額から頭にかけて、ずっと痺れていて笑えました)と4日分の抗生物質と3種類の目薬(1日4回)を戴いて、夫に迎えに来てもらって帰ってきました。点滴台を引っ張って手術室に入り、前回と同じような歯医者さんの治療イスみたいな手術台に載り、前回よりちょっと仰々しい計測機器を付けられて、心電計のピッピッピッピという音を伴奏に、何分かおきに血圧計に右腕を締め付けられ、何だか物々しくて、オペ!って感じ。 安心は安心ですけど、わたしって「手術」受けるんだわと再確認させられたようで、ちょっと緊張。 そんな中で手術が始まりました。 仰向けで動けない目の真上からメスが迫ってくるなんていう、まるで拷問のような画を想像して勝手に震え上がっている友人が居ましたが、全くの妄想です。 真上からライトが当てられていたようで、まぶしい光が見えた、というか感じましたが、それ以外に形のあるものは何も見えませんでしたよ。 だから怖いことは特にありませんでした。 麻酔も部分麻酔で、目薬みたいに点眼されるので、痛くも怖くもありませんでしたし、手術自体に伴う痛みもありませんでした。 むしろ怖いのはドクターの方で、「手術中に顔や頭、身体を動かされると私の心臓が止まりますから、手術中は身体を動かさないように、何か声をおかけしたりお聞きしたときも、必ず声でお返事してくださいね。」と言われました。 どこか痒いとか何かあったら、まず声に出して私に伝えてから動いてくださいとも言われました。 なので、体が動かないようにこのまぶしい光の方向を見ていようと、手術中は結構そこに集中していて、怖いとか感じる余裕がなかったのかもしれません。 ここまでは前回もほとんど同じでしたが、前回は10分か15分だった手術の所要時間は、今回はもう少し長かったようです。 手術室から出て、着替え終わって待合室に出たところで見えた時計の時刻から逆算すると20分以上、もしかしたら30分近くかかっていたかもしれません。 前回とあまり違うことが起きた感じはしなかったので、これは医師の腕というよりは、開設されたばかりの科で、連携がまだ不十分で手際が悪かったり、昨日書いたようなメーカーからの応援が必要だったりと、スタッフの研鑽がもう少し必要ってことかなと思います。 でも、その状況はわかっていましたし、ドクターは若い方ですが、1000例以上の手術の経験がありますとおっしゃっていましたし、前回の執刀医も思い出せば同じような年恰好の方でしたので、別に不安は感じませんでした。 その日は片目なので、夫に食べるモノを買って来てもらい、家事は一切せずにお休みして、翌日早朝に病院に行きました。 その日のことは日記に書いた通りで、眼帯を外してもらい、保護メガネをかけて、この日はもう見えるので一人でバスに乗って帰ってきました。 保護メガネは2週間くらいかけます。 それ以外は生活はほぼ普通にできますが、禁止事項もあって、入浴やシャンプー、洗顔は3日目から、眼のお化粧、喫煙、飲酒、歯科治療や散髪、散歩は1週間後、パーマやヘアカラー、ゴルフは2週間後からスポーツ、温泉、水泳、旅行は1か月後から。 そして、一番肝心の視力ですが、ずいぶんと良くなってはいます。 視力に問題のない人なら、これでもうほとんど解決という感じだろうと思います。 でも、わたしはもともと強度の近視なので、かなり改善はされましたが、矯正が全く不要なほどではないのです。 今の視力は、たぶん両目で0.4とか0.5位じゃないかと思います。 これだけ見えれば昼間は、仕事も含めてほとんど生活に支障はありませんが、日が暮れて薄暗くなってくると、恐らく老眼のせいもあってあまりよく見えない感じになりますので、なるべく早く新しいコンタクトか眼鏡を作りたいです。 でも、それは視力が安定してからということで、恐らく2-3か月後になるとのこと。 前回は術後1か月で新しいレンズを造れたのですが、たぶん今度の医師は慎重なのでしょうね。 術後の、1日4回の目薬の点眼(これが大変面倒!)も、今回は2か月続けてください(前回は1か月くらいでした)と言われたので、やはり慎重なのだと思います。 両目ともある程度視力の出ている今回は、左目がド近眼のままだった前回に比べればずっと楽なのですから、頑張れるはずです。 ともあれ、わたしの白内障手術は、新しい眼鏡かコンタクトレンズができて、初めて完了ということになります。 本当に待ち遠しいです。 そうそう、手術費ですが、保険適用の単焦点レンズを入れる手術でしたので、手術の日の支払いは4万円ほどでした。 これが片目の手術費になります。 今回は術中に計測機器の使用があったりしましたが、前回より特に高くなってはいませんでした。 両目の場合は単純に、大体この2倍の金額と考えていいようです。 ただし、多焦点レンズを挿入する場合は、レンズがもともとが高価ですし、保険も適用されないので、金額は大きく違ってきます。 他に検査費とか、薬代、保護メガネ代などが2万円弱かかりましたが、両目をするときは一回分で済むもの、×2になるもの色々だと思います。 あと、わたしは片目ずつ、2度の日帰り手術で、入院費はかかりませんでしたが、前の手術を受けた5年前には、両目の場合は同時にはできないので、2泊3日の入院になると言われました。 でも、近頃は両目同時の日帰り手術なんて言うのもあるようですし、その辺り気になる方は調べてみてください。 ということで、残った片目の白内障手術のレポートはひとまず完了です。 わたしもホッと一息。 あら、こんな時間。 ご飯食べてお薬飲まなくちゃ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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