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テーマ:ベトナム旅日記(111)
カテゴリ:イベント、楽しみ
1日目、2時間の時差が頭から抜けていたわたしはホーチミンに夕方到着すると思い込んでいたのですが、飛行機が1時間も遅れたこともあって、ホーチミンに着いた時はもう真っ暗でした。
わたしたちはホテルまでの送迎バスを予約していたので、空港ビルの外でガイドの方と合流しました。 ところで、この旅行には、全ての予約が済んでから参加を決めたメンバーが一名いて、幹事のNくんと彼女自身の頑張りで、往復の飛行機やホテル、オプショナルツアーは皆と同じものをほぼ同じ金額で手配できたのですが、空港とホテルの送迎バスだけは人数追加のOKが取れないまま現地入りしていました。 幹事のNくんは、空港に着いてから送迎バスのドライバーに交渉すれば問題ないはずと言っていたし、実際、ガイドの人も最初は追加OKと言ったので全員でバスの乗り場まで移動したのに、乗車という段になって人数の変更はできないと言い出し、結局、彼女と男子メンバーの1人がタクシーでホテルに来ることになりました。 送迎バスがいくつかホテルを回ってホテルに着いたのは現地時間で23時近くなっていました。 タクシーの2人はもう着いているかと思いましたが、ロビーにはまだいなくて、チェックインが済んでも姿を現しません。 1人はロビーに残り、他のメンバーは部屋に入って荷物を片付けながら、2人を待つことにしました。 最初に申し込んだときは女子が3人、男子5人でしたので、その女子3人は同室で、広めのツインにエキストラベッドを入れた3人部屋でした。 部屋に入って先ず貴重品をセイフティボックスにしまおうとすると、扉が開きません。背面に書いてあるロック解除の方法を何度試してもダメ。フロントに行って事情を話すとおじさんが来てロックを解除してくれました。 日本語も英語もダメらしいおじさんは、扉を開けてからまた閉め、背面の注意書きを指さしてOK! OK!と言いながら出て行きました。では、改めて、収納!と、扉を引くと、ロックしていないのにやはり開きません。 どうしようと言っていたら、少し前に到着していたタクシー移動のEちゃんが取り敢えず荷物は置いたけど、部屋が気持ち悪いと言ってやって来ました。お部屋はツインだというので、C子さんがその部屋に移ることにして、荷物を持って移動、なんてしているうちにセイフティボックスのことは忘れてしまいましたが、貴重品は翌日からEちゃん達のお部屋で預かってもらうことにしました。 その後、EちゃんとC子さんの部屋に電話をかけようと受話器をあげると発信音がせず、電話死んでる!とわたしがいうと、テレビのスイッチを入れたYちゃんが、こっちも壊れてるかも!見れば画面は白黒の砂嵐。時間も遅いから放送終了かもと言ったものの、翌朝も同じ画面で、やっぱり壊れていました。 翌朝、フロントにそう言って修理をお願いしてから出かけましたが、戻っても修理はされていませんでした。 Yちゃんと交代でシャワーを浴び寝支度を済ませたころ、EちゃんとC子さんがまた私たちの部屋に戻って来ました。Eちゃんはタクシー移動の顛末をみんなに話さずにはいられない!様子です。 彼女はバスには乗れないだろうと思って出発前にホーチミンのタクシー事情をしっかり調べて来たそうです。一番安全に安く(ボラれずに)ホテルに着くにはどの乗り場でどこの会社のタクシーに乗ると決めていたのに、相棒は彼女がダメ!と言ってるのに耳を貸さず手近な乗り場に停まっていたタクシーにさっさと乗り込んでしまったそうです。 なんとか乗る前に金額だけは取り決めたそうですが案の定遠回りされて、ココ!って止まったら、最初に行ったのより高い金額を言われ、彼女がノーノー!と叫んでいるのに横を見ると相棒はお札を数えてる。何してるの?って思ったら彼は最初の約束はこれ、でもチップと言ってお札を一枚乗せて渡したそうです。予定より数百円高くなるだけだったので、まあいいかと思ったけど、ドライバーはトランクを開けただけで、運転席に座ってる。これは私たちが降りたら荷物を乗せたまま逃げるつもりだと思って、荷物下ろしてと言いながらホテルの看板を見たらWHITE HOTEL。わたしたちが予約したのはWHITE LOTUS HOTELです。ここじゃない!と言ってるのに、ドライバーは、車は近くまで行けないけどホテルはすぐそばだから降りて歩けというのですって。彼女は相棒に、「待ってて!このホテルのフロントでポリス呼んでもらうから!!」と車を降りようとしたそうです。ポリスはドライバーにも解ったらしく渋々車を出して、泊まるホテルの2、3軒先の角まで来て止めたそうです。 そこで再度運賃のことですったもんだした挙句、彼女の予定より少し高いお金を渡して降りて、ホテルまで来たというのです。 わたしは知りませんでしたが、もっと酷い目に遭った話もあるそうなので、それで済んでよかったくらいらしいのですが、Eちゃんの憤懣は冷めやらず、ことあるごとにポリス!ポリス!を蒸し返してはみんなの爆笑を誘っていたのでした。 ベトナム旅行1日目は大騒ぎのうちにこうして終わりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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