|
テーマ:ベトナム旅日記(111)
カテゴリ:イベント、楽しみ
先ほど、珍しく夫がドラマを観てると思ったら、NHKの日越外交関係樹立50周年記念ドラマ「ベトナムのひびき」でした。
あまりテレビを見ないわたしなのに、ベトナムの旅から帰って来て以来、ふとテレビを見ると「ベトナム関連の番組が流れている」率がとても高いのです。 何か訳があってベトナムが取り上げられる機会が実際に増えているのか、そういうわけではなくただの偶然なのか、もしかしたらわたしの気のせいなのかわからないけれど、不思議な気がしています。 それらの番組を見て「あ、そうそう、懐かしい!」と感じることと、逆に「へえ、こんな所もあったの?見たかった(行きたかった)なあ!」って思うこと、どちらもありますが、今日のドラマでは、ベトナムの交通事情のことを思い出しました(ドラマのテーマは音楽で交通事情ではありませんでしたけど)。 わたしが知っているのはホーチミン市だけですが、公共交通機関が少ないため、移動手段にバイクを利用する人がすごく多くて、自動車も少なくはありませんがバイクの台数たるや半端ではありませんでした。 それも2人乗りは当たり前、3人乗りも普通、4人乗りも結構いました。わたしが見た最高人数は子供3人とご夫婦らしい5人乗りでした。 ホーチミン滞在中のわたしたちの移動手段は、観光(現地ツアー)の時はバスでしたが、どこでもたくさんのバイクに囲まれて走っている状態でした。みなさん(特にバイクは)結構奔放な走り方だけれど、都市部はもちろん郊外でも、車もバイクもそこまでのスピードは出していなくて、だからあまり事故も多くはないかもと思いました。 実際にはバイクの事故は時々あるらしく、大丈夫?大丈夫?と確かめ合って、お互い無事と分かれば、OK、じゃあねで終わるみたいだと、帰って来てから読んだどなたかのブログに書いてありました。 そのおおらかな感じは、彼の地に滞在中、よく感じていたように思います。 例えばバスで移動中も徒歩での移動中も、とにかく日本では考えられないほどクラクションの音が聞こえて、それは、日本だったらそこらじゅうで小競り合いや喧嘩が起きていそうな勢いですけど、そういうことはなくて、思い返してみると、ベトナムのクラクションには緊迫感?イライラ感?みたいなものをあまり感じなかったような気がするのですよね。 危ないだろっ!!というクラクションじゃなくて、あぶないよ〜♪なクラクションという感じ。 市内では歩いて移動でしたが、街中もあまり信号がなくて、でも車もバイクもそこそこ多いので、歩行者は横断したくてもボーッと立っていてはいつまでも道を渡れません。 だから最初は緊張して、恐々、間を空けないように塊になって小走りで渡っていましたが、そのうち慣れてくると先頭の人が車の隙間を見つけて渡り始めたら、続く人は車やバイクのドライバーを見ながら手で止まってねと合図をしながら、結構悠々と渡るようになっていました。 すると車は止まってくれるし、バイクは止まりはしなくても避けながら走っていきます。 きっと元来優しくて、細かいことを気にしない国民性なのかなと思います。 何しろ、種を蒔けばほっておいても年に3回お米が実るといい、道端では椰子やマンゴーの木に実が生っているお国柄ですから。 でも20年以上にわたって大国アメリカに屈せず戦い続け、最後には勝ちを収めた人たちです。その根性、気力は侮れない、決して侮ってはいけない人々でもあるのでしょう。 それは、ベトナム戦争の戦跡のあるクチを訪れたオプショナルツアーでも、強く感じたことでした。 余談が長くなりました。次回は旅の2日目のお話に戻りますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|