カテゴリ:新聞歌壇
しもつけ歌壇より 僕の好きな短歌 下野新聞(栃木)7月7日付
星野清選 草刈機に刈りたる草のふさぐ堀浚へば蛇が手元を掠む 夜水引く田に月光の明るくて懐中電灯使ふことなし 真岡 橋本みち子 久々に蔵の二階に野良着見ぬ老いたる母の手織りの布の 塩谷 吉沢行子 我とともに生き来し猫は二十歳草取る老いの傍らにねる 小山 藤川孝 【僕の寸評】きわめてハイレベルな大新聞の歌壇もいいが、地元紙の素朴な味わいの短歌も、これはこれで捨てがたい。読んでいてホッとする。 橋本氏の一首目なども、非常に上手いとは思わないが、清冽な詩情を湛えている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.07.13 16:01:39
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