カテゴリ:福島県の菓子(郷土菓子含む)
2012.2.25初公開
![]()
口伝によると、なんでも二本松の殿様のネーミングで 江戸時代からつくり続けられているお菓子なんだそうです。 丹羽の殿様、かなりの菓子好きだったのでしょうか。 それはともかく、食べてみると、ひと口大の最中でした。 このお店の餡は、おいしく、手のかかった味わい。 皮にお砂糖がまぶしてありますが、それは後世の工夫とのこと。 1個2個と続けて食べたくなる、おいしさです。
玉嶋屋さんの建物は大正期の建造。店内は、趣ある造りでした。 将軍家献上品だったという名物の羊羹が並ぶショーケースの脇に 季節の上生菓子が並ぶコーナーがありました。 お店をお訪ねしたのが2月半ばだったため、 早春を告げる「梅」や「水仙」の練りきりが並んでいました。 そのなかで私の目を引いたのが、「うば玉」! 「うば玉」は、手持ちの資料から引用すると、 江戸時代の『菓子話舟橋』*に製法が載っているお菓子なんだそうです。 その「うば玉」が福島県の白河だけではなく二本松でも作られていたのだと知り、 私は、二本松という土地柄に感激したのです。
二本松を治めた丹羽氏は1643(寛永20)年8月に白河藩から二本松藩に移封された。 DATA 玉嶋屋 二本松市本町一丁目88 TEL0243-23-2121 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 2, 2019 09:06:27 AM
コメント(0) | コメントを書く
[福島県の菓子(郷土菓子含む)] カテゴリの最新記事
|
|