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Q ミースが住宅でコアを初めて使ったのは?
A ベルリン建築展モデル住宅(1931)の寝室部分においてです。 バルセロナ・パビリオンはバルセロナ万博での展示施設なので、壁の配置はオープンなものでした。住宅では、プライベートな部分は壁で囲う必要が生じます。分離された独立壁がカードボードのように置かれた抽象的な構成が、壁で囲うことで開放感が減じ、マイナスの効果となります。ベルリン建築展モデル住宅では、トイレ、バスルーム部分を壁で囲んで空間内に浮かんだ島状のコア(core:芯)にすることで、開放的な平面を確保しています。ただし寝室の周りには、壁の囲みが多くなっています。20年後にアメリカで、コアが大活躍することになります。 ゼロからはじめるシリーズの17冊目、近代建築入門が出版されました!約400頁すべてにイラスト!ライト、ミース、コルビュジエ、グロピウスばかりでなく、ラッチェンス、ガルニエ、ペレも深堀り。表紙はドミノシステムを変形(だから角柱)+サヴォア邸+プレキャスト風味に、はしごが左に寄っているのはガルシュの家(ミースのテューゲントハット邸も)の外階段やテラスの欠き込みから、1階のコルはモデュロールのポーズ、ペリアンも登場(裏表紙ではペリアンがコルの長椅子に座る)、海はコルがあこがれ、最期の場所ともなる地中海。アイデアはボクで、絵はイラストレーターの内山良治さん。 南米の川の方での書籍紹介文:「ゼロからはじめるシリーズの17冊目。19世紀の黎明期から、モダニズム建築、さらにその後のポストモダンにいたるまでを概観し、建築デザインと、建築家の思想が日本と世界に与えた影響が理解できる。空間構成、建築家とその思想をユニークなイラストでビジュアルに紹介。どのように近代建築が生まれ展開していったかを総合的に理解できる。」 ゼロからはじめる「構造力学」演習が重版決定しました!2刷り目です。構造力学の計算練習の本なので、重版はないなと思っていたけど、うれしい重版の連絡でした。1級、2級建築士の問題からピックアップした問題なので、お役に立つかと思います。ご支持いただき、ありがとうございます。 ゼロからはじめる「RC造建築」入門、ゼロからはじめる建築の「設備」教室の重版が決まりました!ともに11刷りです。 シリーズ15冊目 新刊の出版! RCをマスターしたい人に! 400頁をイラストで充填!台湾から翻訳依頼が来ました ゼロからはじめる「RC造施工」入門 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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