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建築士過去問 一般構造 階段、廊下、採光、換気、防火上主要な間仕切り壁
************************** Q 〇 直上階の居室の床面積の合計が300㎡である児童福祉施設の地上階に設ける階段に代わる傾斜路で、両側に側壁を設けるものにおいて、側壁の一方に幅15cmの手すりを設けたい場合、側壁間の距離は125cm以上としなければならない。 A 〇 『階段』令23・1の表で、(3)の直上階の居室が200㎡超の地上階にあたり、階段の幅は120cm以上とある。階段に代わる傾斜路は令26・2で、前3条の規定は傾斜路に準用とあるので、傾斜路の幅も令23の階段幅に従う。令23・3に、手すりの幅(側壁からの出)は10cmを限度としてないものとみなせるとあるので、120+15−10=125cm以上必要となる。 ************************** Q 集会場における客用の階段に代わる高さ1.5m、勾配1/15の傾斜路で、その幅が4mのものには、中間に手すりを設けなくてもよい。 A × 令26・2より前3条の階段の規定を傾斜路に準用するとある。令25・3に階段幅が3m超える場合は中間に手すりを設けるとあるので、幅4mの手すりには中間に手すりが必要となる。 ************************** Q 居室の内装の仕上げに第三種ホルムアルデヒド発散建築材料を使用するときは、原則として、当該材料を使用する内装の仕上げの部分の面積に所定の数値を乗じて得た面積については、当該居室の床面積を超えないようにしなければならない。 A 〇 ホルムアルデヒドについては『換気´』令20の7にあり、その1項3号に「第三種ホルムアルデヒド発散建築材料」がある。第一種は使用不可、第二種、第三種は仕上げ部分の面積×表の数値が当該居室の床面積を超えないこととされている。 ************************** Q 老人福祉施設における防火上主要な間仕切り壁で、小屋裏又は天井裏に達する準耐火構造としたものは、125Hz、500Hz、2,000Hzの振動数の音に対して、それぞれ透過損失25dB、40dB、50dB以上の遮音性能としなければならない。 A × 『児童 福祉』令19・1より、老人福祉施設は児童福祉施設等に該当する。防火上主要な間仕切り壁は『防火区画』令112の並びの『防火壁 界壁 隔壁』令114・2に書かれている。児童福祉施設等の防火上主要な間仕切りは準耐火構造として小屋裏、天井裏に達せしめるとある(設問前半は正しい)。ただし遮音性能については書かれていない(設問後半は間違い)。なお長屋や共同住宅の界壁については『界壁(音)』令22の3に透過損失が規定されている。 ************************* Q 有料老人ホームにおける床面積50㎡の入所者用娯楽室には、採光のための窓その他の開口部を設け、その採光に有効な部分の面積は、原則として、5㎡以上としなければならない。 A 〇 採光面積の居室に対する割合は『採光 その他』令19・3の表にある。令20にある。有料老人ホームは同じ条文令19の1項から児童福祉施設等になる。令19の2項五号に、児童福祉施設等の居室のうち娯楽の目的のための居室とある。令19・3の表(7)に前項五号の居室とあるので、割合は1/10となる。有料老人ホームは児童福祉施設等であることは暗記しておく。 ************************* Q 共同住宅の天井の全部が強化天井であり、かつ、天井の構造が、隣接する住戸から日常生活に伴い生じる音を衛生上支障のないように低減するために天井に必要とされる性能に関して政令で定める技術的基準に適合するもので、国土交通大臣が定めた構造方法を用いるものである場合には、当該共同住宅の各戸の界壁(準耐火構造であるもの)は、小屋裏に達しなくてもよい。 A 〇 『防火壁 界壁 隔壁』令114・1に共同住宅の戸境に立てる界壁は準耐火構造として、小屋裏または天井裏に達せしめるとあります。ただし天井を『防火区画』令112・4・一の「強化天井」とした場合は、そこで準耐火構造の界壁を止めても可とされる。 ************************* Q 最下階の居室の床が木造である場合における外壁の床下部分には、原則として、壁の中さ5m以下ごとに、面積300cm2以上の換気口を設け、これにねずみの侵入を防ぐために設備をしなければならない。 A 〇 『天井(床)高』令22・1・二に設問のとおりの換気孔の記述がある。実際はこのような孔を空ける換気口は、基礎の鉄筋が連続しない、コンクリートに亀裂が入りやすいので、最近ではやられていない。土台を少し上げて基礎と土台の間を換気孔とするネコ土台(基礎パッキン)が主流。 法令集はこれで征服しよう↓ 1級建築士受験スーパー記憶術新訂第2版が発売! JASS5の改定やその他の修正、語呂や説明文、歴史事項の追加、読者から要望の多い英略語リスト、索引の追加などを行い、約30頁増量で発売されました! 旧版の修正などは下の動画やHPを参照してください。 JASS5改定(2022年末)による1級建築士受験スーパー記憶術の修正 JASS5改定(2022年末)による2級建築士受験スーパー記憶術の修正 法規スーパー修正部分 1級、その他の修正部分 p112上 開口周比が0.4%、0.4が混在→0.4に統一、%を取る。 p136最上段 構材規格記号→鋼材規格記号 p198上 CB1=・・→QB1=・・、CB2=・・→QB2=・・、CB3=・・→QB3=・・。 p206最下行 X、Y方向で壁率比の小さい方→X、Y方向で壁量充足率の小さい方 p281最上段 温度6要素→温熱6要素 p290、2行目 10ppm以下→6ppm以下(基準が変更) p290、語呂 専 務 が屁をする 専の下に1000 務の下に6 に変更 p316 下イラスト内吹き出し 天井と反射して→天井に反射して p369 最下段 ( )cm以上→m以上 p371 3段目 【重工業 の下の1.5㎡→15㎡ 2級、その他の修正部分 p51、イラスト内ふき出し 910(3尺=洋間)→910(3尺=半間) p307、上から5行目の式の分母 弾性半径→弾力半径 p314、上から3行目語呂 丸太の年齢は→丸太の年輪は p314 最下段A 10ppm以下→6ppm以下(基準が変更 p314 最下段の語呂 専 務の息は臭い! 専の下に1000 務の下に6ppm に変更 p377、5段目 入口、交差点の距離は→交差点から入口までの距離。 p381、4段目解答 楕円形ドーム→取る。 お手数をおかけして、大変申し訳ありません。 動画リスト リスト中の青字をクリックすると動画が再生されます! 1級建築士受験スーパー記憶術 2級建築士受験スーパー記憶術 建築計画入門! 構造の基本を学ぼう! 構力マラソン 構造力学を毎日1題解こう! 建築法規の基本を学ぼう! 法令集の読み込み講座! 環境工学の基本を学ぼう! 木造建築入門! インテリアデザイン入門! 動画リストのリスト ゼロからはじめるシリーズの17冊目、近代建築入門が出版されました!約400頁のすべてにイラストを付けました。ライト、ミース、コルビュジエ、グロピウスばかりでなく、ラッチェンス、ガルニエ、ペレも深堀り。表紙はドミノシステムを変形(だから角柱)+サヴォア邸+プレキャスト風味に、はしごが左に寄っているのはガルシュの家(ミースのテューゲントハット邸も)の外階段やテラスの欠き込みから、1階のコルはモデュロールのポーズ、ペリアンも登場(裏表紙ではペリアンがコルの長椅子に座る)、海はコルがあこがれ、最期の場所ともなる地中海。アイデアはボクで、絵はイラストレーターの内山良治さん。 南米の川の方での書籍紹介文:「ゼロからはじめるシリーズの17冊目。19世紀の黎明期から、モダニズム建築、さらにその後のポストモダンにいたるまでを概観し、建築デザインと、建築家の思想が日本と世界に与えた影響が理解できる。空間構成、建築家とその思想をユニークなイラストでビジュアルに紹介。どのように近代建築が生まれ展開していったかを総合的に理解できる。」 建築初心者は、まずこの9冊↓で学ぼう! マンガで苦手理論分野が学べます! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.03.26 17:03:31
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