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カテゴリ:イベント
牛窓町の旧家、東服部の米蔵を改装したホールではじまったマンスリーコンサート。第一回公演は桐朋学園大卒業、備前市生まれのピアニスト・友光雅司さんのリサイタルでした。ステージに鎮座するのはニューヨーク製のスタインウェイ、一千数百万円はするであろう名器は極めて調律が難しいと聞きます。 コンサートを運営するNPO法人代表のご婦人の挨拶では、気軽に音楽に触れ、楽しみ、夢を持って暮らして欲しいとの謙虚なお言葉がとても清々しい。また、東日本大震災の報道が伝わる中、友光さんはコンサート開催についてずいぶんと悩んだらしいですが、来場者に贈られた音楽は間接的に被災者の元まで届くことを信じて意を決したそうです。 本日のプログラムは次の通りでした。(たぶん) モーツァルト:ピアノソナタ第8番イ短調K310 ショパン:ワルツ第7番嬰ハ短調op.64-2 幻想即興曲嬰ハ短調op.66 ワルツ第4番ヘ長調op.34-3『華麗なワルツ』 ワルツ第6番変ニ長調op.64-1『子犬のワルツ』 ワルツ第14番ホ短調遺作 アンコール曲は、リストの『リゴレット』 いつもCDばかりでしか聴いていないので、モーツァルトのソナタ第一楽章が始まった時には感激してしまいました。それはちょうどグルダの全集で聴いたK310に匹敵するくらいです。ビールもクラシックも、やはり生が一番なんですね。 うしまど夢コンサートは毎月第3日曜日に開催されるようです。ピアノはもちろん、ヴァイオリンありフルートあり声楽ありです。一緒に出かけてみませんか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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友光君 頑張ったみたいですね
そ~ですかぁ そんなこと心配してましたかぁ 音楽は 沈んだ心を癒すとともに 元気を取り戻すきっかけとなります。 もう今回の震災でも地元の高校吹奏楽部員の演奏が みなさんの心を癒してるようです。 (2011.03.21 14:52:07)
HOTEI。さんたさん
やっぱり、ご存じの方でしたか。そんな気がしていました。少し上がっていましたが、笑顔の素敵な好青年でした。 ピアノに向かって左側の席は音楽をやっていそうな子供や母親たちに占領されたので手の動きが見えず残念でした。でも前から3列目の右側席では、自分の為にスタインウェイが鳴っているような夢心地でした。いいもんですね、生のピアノって。 (2011.03.21 16:43:31)
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