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株式投資全般

May 27, 2017
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カテゴリ:株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベスト第49位








ハーバード流ケースメソッドで学ぶバリュー投資 (エドガー・ヴァへンハイム3世著、パンローリング社)







の第2弾です。















 

 今日はまずは非常に出来の良い 第1章 投資アプローチ の中から特に印象に残った部分を見ていきましょう。









 投資家の多くが、株式市場の下落を避けようと躍起になっているが、私は同意できない。株式市場は下落しても、やがては完全に回復する。。。市場の下落をヘッジすることはたいていの場合は高くつき、長期的に見れば資金の無駄遣いでしかない。











 私もヴァへンハイムと全く同じように考えており、そのため常にヘッジ無しの現物フルポジを17年間貫き続けています。そして確かに実際「市場はやがて回復」しましたし、それでここまで特に困ったこともないですね。












 私の目的は長期にわたって市場を大幅に上回る業績を上げること。。。割安であること、成長していること、そして堅実であることは、われわれが忌み嫌う資本の永久喪失への防御となる。。。重要なことは、われわれが予見する前向きな変化をほかの多くの投資家がいまだ見いだしていないことだ。そのためには、創造的でなければならず、また先手を打たなければならない。
















 大きなリターンを獲得するためには、将来についてほかの大部分の投資家とは異なる、より正確な意見を持たなければならない。つまり、投資で成功することは、ほかの大部分の投資家よりも正確に未来を予測することだとも言えるのだ。










 私もポートフォリオ最上位銘柄群では、「自分だけが、もしくは極少数の投資家だけが気付いている何か特別な秘密」がその銘柄にあるかを何度も何度も自問します。そして、その条件をクリアしたものだけがポートフォリオランキングで10位以内に入れることがほとんどですね。












 安全域を求めることで、われわれは「グロース株」投資家ではなく、「バリュー株」投資家になる。。。私は グロース株投資には問題がある と考えている。 企業が高い成長率を永遠に維持することなどできはしない。事業とは時間とともに変化するのだ。市場も成熟する。競争も激化しよう。




 劇場内で火事が発生したことが観客に明らかとなったときには、非常口から逃げ出せるのはほんのわずかな人数にすぎない。それゆえ、 多くのグロース株投資家が資本を永久喪失する こととなるのだ。










 私がグロース株投資を好きになれないのも、まさに企業が高い成長率を永遠に維持できることを前提とした投資法だからです。そのようなことが実際には決してあり得ないことは、10年ちょっと前のホリエモンバブルの頃に大量にいたグロース株投資家の方々のほとんどが既に淘汰されてしまっていること、そして生き残っている方も「当時とはかなり投資スタイルが異なっている場合が多い」ことが証明していると考えています。






 また更に言うと、先日紹介した 

 


 オショーネシーの大逆張り時代の到来




 でも





 グロース株はバリュー株に勝てない

 




 ことが明白な統計データと共に明示されていましたね。












 われわれはリスクの小さい株式を買う。。。資本を大きく永久喪失すると、投資家は自信も失う。 良き投資家とは自分の決断に絶対の自信を持つ必要がある。。。 投資判断と言うのは明確ではあり得ず、常に不確実性と未知とのなかを潜り抜けていかなければならない からだ。









 投資家と言うのは繊細で弱いものです。大きく負けると頭が曇って馬鹿になり、IQ(頭の知能指数)もEQ(心の知能指数)も下がってしまいます。私達は自分の身をしっかりと守りながら同時に勇気をもって戦わなくてはなりません。私が自分で発明した






 優待バリュー株投資






に特化して戦い続けているのも、これが「エアバッグだらけで非常に安全なやり方」だからなんですね。












 投資判断が明確であることなどめったにない。 投資家が得られる企業のファンダメンタルズに関する情報はたいていの場合は不完全で、かつ相矛盾している。。。それゆえ、投資の結果は不確かなものとならざるを得ないのだ。。。 投資とは、確率論的なもの なのだ。











 私達投資家は、「パズルのピースが全て揃った銘柄」を日々血眼で探しています。でも実際には決してそんな銘柄は見つかりません。不完全な、歪んだ世界で、少しでもパズルのピースが多い、そして光り輝く子を見つけるのが我々の仕事なんですね。(続く)






Last updated  May 27, 2017 03:40:25 PM
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May 26, 2017
カテゴリ:株式投資全般
さて今日はお蔭様で大変な好評を戴いている株式投資本オールタイムベストシリーズです。第49位は、








ハーバード流ケースメソッドで学ぶバリュー投資 (エドガー・ヴァへンハイム3世著、パンローリング社)







です。

















 ヴァへンハイムはグレアムやバフェットに連なる手堅い正統派のバリュー投資家 






 です。そして本書を読めばすぐに分かりますが、






 彼は「本物」






 です。 1987年に自身が創立した投資顧問会社であるグリーンヘイブンは、過去25年間に現物投資だけで平均年利19%と言う驚異のリターン を上げてきました。








 そして監修者の長尾慎太郎氏はその大きな理由として、彼の会社が実質的にはファミリーオフィスであることを挙げています。









 一般に、能力のある人間や組織が運用に失敗する理由のほとんどは投資戦略の稚拙さではなく、だれかの非合理な干渉が原因 である。ファミリーオフィスの場合は、ボスは1人だけであるから、資産運用の形態として2番目に理想的である。その意味では、 個人投資家のように意思決定と行動の一貫性を保つことができ、邪魔をする人間がいない場合は極めて有利 な立場にあると言える。












 これはその通りですね。実際私が尊敬している個人投資家の方々は数年単位で見れば「圧倒的にインデックスを凌駕する成績」を全員が叩き出しています。しかもそういう投資家の方はとてもたくさんいらっしゃいます。ところがこれがアクティブファンドになると、継続してインデックスを圧倒的に上回る成績を出すところは「煙の様に消えて」ほとんどなくなってしまいます。そしてこの事実こそが、個人投資家と言う職業が投資の世界で非常に有利な立場に立っていることの何よりの証明になっているのではないか?と感じています。











 さて今日は初回なので、まずは目次を持ておきましょう。













 〇ばっかりついていますね。ほとんど捨てページの無い珠玉の内容です。またどういった「思考過程」を経てその銘柄で勝負することになったのか?についてを第3章から第13章までで非常に丁寧にかつ具体的に語ってくれているところもとても素晴らしいと思います。










 直接魚をくれるわけではありませんが、実際に魚を取ったところと取り逃してしくじったところをリアルに明け透けに見せてくれている本







 です。









 ありそうでなかった実に率直な本ですし、一番知りたかった見たかった「凄腕投資家の秘密の部分」を見せてくれている本









 でもあります。









 今までのところでは2017年でダントツベストの投資本







 ですね。それでは次回からこの本のベストオブベストの部分だけを一緒に見ていくことにしましょう。(続く)






Last updated  May 26, 2017 05:30:41 PM
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May 22, 2017
カテゴリ:株式投資全般
 現在全国の書店で絶賛発売中の日経マネー2017年7月号。














 その中の まる分かり バリュー株投資
















という特集で、バリュー投資の歴史とその偉人たち について5ページに渡って解説をしました。



















 編集の中野目さんの力量が凄まじく、非常にクオリティの高い素晴らしい記事になっていると思います。皆様も良かったら是非ご覧下さい。






Last updated  May 22, 2017 06:38:22 PM
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May 19, 2017
カテゴリ:株式投資全般
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト第48位







大逆張り時代の到来(原題:Predicting the Markets of Tomorrow ジェームズ・P・オショーネシー著、パンローリング社)







 の最終回第4弾です。















今日は 第4章 対決ー大型グロース株対バリュー株 を見ていきましょう。










 大型グロース株のパフォーマンスはめったに投資家が望むようなものにはならない。。。また、大型バリュー株のほうがずっとまし な投資対象である。

















 ま、これは以前からシーゲル博士の著書などでも言い古されてきた話ですし、自分の経験からも間違いないところなんですが、復習を兼ねていくつかグラフを見ておきましょう。









 大型グロース株の成績は本当に酷いですね。。。





 






 一方で、大型バリュー株はS&P500を上回っています。











 そしてオショーネシーはバリュー株がグロース株に勝つ理由について以下の様に述べています。








  バリュエーションが肝心だ。ごく当たり前のこと である。。。昔から経済学の法則では、実質利益と配当だけが報われることになっている。バリュー投資家として行動し、一貫して安値で買って高く売っていれば、進んで高値で買って安く売っている投資家よりもはるかに好成績を収められる。











 ま、実に当然な話ですね。そしてここ日本でも「市場で長生きしているグロース投資家」の方と言うのはほとんど見ません。逆に、「殺しても死ななさそうなバリュー投資家」の方はたくさんいますけどね。(笑)











 それでは最後に第4章のまとめです。






 大型バリュー株は、すべての20年移動期間で伝統的にS&P500と大型グロース株の両方に勝っている。




 大型グロース株は、伝統的にS&P500にも大型バリュー株にも負けている。




 大型バリュー株が勝っているのは、バリュエーションが低く配当利回りが高い傾向にあるからだ。

















 さてこれでこの本の紹介は終わりです。市場でインデックスに勝とうとする投資家の本棚には必ず鎮座していなくてはならない1冊ですし、逆に言うと、この本を読まずにいて、頭の中に各種の金融定量分析の統計データが完全に焼き付いている「ジャンキー系の手練れ投資家」と市場で戦うと言うのは、物凄く、途轍もなく、不利で危険なことであるとも思います。未読の方は是非。






Last updated  May 19, 2017 07:36:02 PM
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May 18, 2017
カテゴリ:株式投資全般
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト第48位







大逆張り時代の到来(原題:Predicting the Markets of Tomorrow ジェームズ・P・オショーネシー著、パンローリング社)







の好評第3弾です。尚、今回がシリーズ中で最重要回です。渾身の力を込めてお送りします。
















 今日は本書中で最高の出来映えである、 第3章 救世主は小型株 を見ていきましょう。正直に言って 神がかり的に素晴らしい です。この第3章だけで控えめに言ってあらゆる投資家にとって最低10000円の価値はあると思います。そして個人的には自分には少なくとも1000000円以上の価値がありました。つまり、オショーネシーのこの名著は実質的に「無料&持参金付き」で売られているということですね。「デフレ&25年に及ぶ不景気で苦しみ抜いている日本」で、こんなにも不可思議で神々しいことがあって良いのでしょうか? それでは早速本文へと参りましょう。










 われわれにとってラッキーなのはーS&P500の心もとない見通しを考えるとー、市場を構成しているのは大型株だけではないということだ。。。小型株とは、時価総額が2億~20億ドルの銘柄をいう。時価総額が2億ドル未満の銘柄は超小型株。。。大半の投資家のポートフォリオは大型株に大きく偏っており、人気のある中小型株への投資は極僅かにとどまっている。


















 小型株のパフォーマンスを調べるに当たっては、イボットソンの米インフレ連動小型株指数を使用する。。。 78年間を振り返ってみると、小型株は大型株のほぼ4倍のパフォーマンス。
















 どひゃー、凄い差ですね。私は初めて見た時に衝撃のあまり首が反り返ってもう少しでムチウチになるところでした。ここで真面目な話をすると、自分はこのグラフをその依拠として明白に小型株に偏重したポートフォリオを組み続けています。そして実際、過去のほとんどの期間でTOPIXを上回るパフォーマンスを幸運にも享受し続けています。








「小型株効果」こそが本当の、真の利益の源泉 







 なんですね。そしてなぜこれほど小型株のパフォーマンスが高くなるのかについては以下の様に解説しています。













 大型株と比べると、小型株のパフォーマンスの方が高い。これにはさまざまな理由があるが、第一の理由は 放置企業効果 である。このカテゴリーには数千という銘柄がひしめいており、ウォール街のアナリストも十分にフォローしきれていない。したがって、 徹底的なリサーチの対象となる大型株と比べると、小型株のマーケットメークがうまくいっていない可能性が高い のである。




 小型株が大型株に勝つもう一つの理由は、単にそれらが 小型株だから である。収益を倍増させるのは、収益が2000億ドルの企業よりも2億ドルの企業のほうがはるかに容易である。




 昔からほとんどの20年期間で小型株が大型株をアウトパフォーム している。分析した 全20年期間の小型株の平均実質リターンは10.42% である。


















 ふー、素晴らしい。書評を書くために久々にこの本を読み返したのですが、あまりの感動で全身に鳥肌がたちました。まさにこの 「小型株効果」こそが私のポートフォリオを支え続けてきてくれた んですね。












 
 さてこの「小型株効果」はあまりにも大切なことなので、今日は名著







 マーケットの魔術師オーストラリア編








 で登場する超小型株専門の投資家







 ピーター・ガイ







 が語る小型株投資の魅力を復習しておきましょう。








 超小型株の専門になった理由はいくつかあります。1つ目は、 小企業の方が他業種にわたる企業より単純 なことです。2つ目は、 小さい企業の方が割安 で買える可能性が高いことです。3つ目は、 小企業の中にはライフサイクルの初期段階にあって、将来大きく成長を遂げる企業がときどき見つかる からです。4つめもあります。 大企業より面白いし興味を惹かれる からです。。。小企業に投資すると、起業家と知り合うことも出来るという事です。












 つまり、







 超小型株投資は、「単純で、割安な銘柄が多くて、高い成長が期待されて、更には滅法面白い」







 ということなのです。いい事ばかりなんですね。











 すいませんちょっと脱線しました。それでは本文に戻ります。










 小型株がS&P500をアウトパフォームしたのは、691回の20年移動期間の84% に上っている。。。1947年から2004年までの全20年移動期間を調べていくと、大型株と比べると小型株のほうが複利で3.12%高いプレミアムが付いているのが分かる。













 小型株の実質プレミアム












 くぉぉ、これは何度見ても凄いグラフです。 資金力の乏しい我々弱小個人投資家にとって、「投資の聖杯」は小型株投資 なんだ、ということが一発で分かる最高のグラフですね。私は今までに、何十回も見つめ直しています。今改めて見ても、アドレナリンの放出が止まらないですね。 ♬








 

 それでは最後にまとめです。





 小型株は昔から大型株に勝っており、20年移動期間の平均リターンも3.12%高い。












 はい、皆様も今日この瞬間から、この言葉を額縁に入れて机の上に張りましょう。🎵











 本当にこの本は凄いと思います。オショーネシー先生との出会いがなければ、きっと私は既に静かに市場から退場していたでしょうし、皆様とここでこうして楽しくお話をすることもなかったでしょうね。(感謝感謝の最終回へ続く)






Last updated  May 18, 2017 08:03:50 PM
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May 17, 2017
カテゴリ:株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベスト第48位







大逆張り時代の到来(原題:Predicting the Markets of Tomorrow ジェームズ・P・オショーネシー著、パンローリング社)





の第2弾です。
















 今日は、素晴らしい出来栄えである 2章 どこで決定を下すかで勝負は決まる を見ていきましょう。









 下記は1927年にS&P500(S&P500指数は、スタンダード&プアーズ ファイナンシャル サービシーズ エル エル シーが開発した株式インデックスで、ニューヨーク証券取引所(NYSE Arca、NYSE Amex)、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を浮動株調整後の時価総額比率で加重平均し、指数化したもの)に投資した1ドルが2004年にいくらになったかを示したグラフです。 この78年の間に1ドルが2000ドル以上に増えている ことを示しています。











 米国株に長期投資するメリットをこれ以上なく分かりやすく示したグラフであり、有名な







ジェレミー・シーゲルの株式投資









 でも似たようなグラフが取り上げられています。そして最近はこのグラフとシーゲル博士の著作をその理論的根拠・精神的支柱として「米国大型株に長期投資する」というコンセプトの投資ブログが「雨後の筍」の如くに爆発的に増大しています。そしてその中には実にクオリティが高くて感嘆・驚嘆しているものも多く、私もいくつかを愛読させて頂いています。










 ただオショーネシーは、このグラフに別の角度からの光を投影して興味深い解説をしています。







 実は、 多くの投資家に共通する保有期間がある。。。標準的な保有期間は20年 である。。。したがって、過去のリターンを振り返ってみるときには、まず20年と言う保有期間から見ていくのが理想的なのである。











 この20年と言うのは、経済的に余裕が出来始める45歳から一般的なリタイア年齢である65歳に相当するので確かに妥当だと思います。それでは 20年移動期間でみたS&P500の年平均実質リターン を見てみましょう。








 1947~2004年













 1809~1947年












 この上の2つのグラフを見ると、S&P500の20年実質リターンがほぼ7%となることが浮き彫りになります。オショーネシーはこれを 「7%のマグネット」 と呼んでいます。


















 そして7%の平均に対して今の市場がどの辺りにいるのか?が肝心だとオショーネシーは指摘しています。


















 S&P500を見てみると、 全20年移動期間の実質リターンは0.29%~13.85% とかなり幅がある。。。 過去200年の証拠は明快である。市場は長期平均に回帰する。 リターンが平均を大きく下回った期間の後の期間は、ほぼリターンが高くなる。リターンが平均を大きく上回った期間の後の期間は、ほぼリターンが低くなる。

















 つまり、どれほど米国株市場が偉大でかつ長期的に見て右肩上がりだとしても、S&P500が指標的に加熱したホットな位置で迂闊に投資をしてしまうと20年リターンが極めて低くなることがある、しかもそういう時期は稀ではなく割と頻繁にある、ということなのです。










 そして私は現在のS&P500はちょっとバリエーション的に見て割高過ぎるのではないか?という懸念を個人的には持っています。この日記の下書きを書いている5月12日現在のデータで見るとPBR3.11&PER25.29です。 









グレアムのミックス係数 









 でいえばなんと78.65!となります。グレアム先生の基準では22.5を超える株は買ってはいけない訳で、今は天国にいる先生が現状のS&P500の水準を見たら、もしかしたら驚きで目の玉が飛び出るのではないでしょうか。












 そして今、過熱感に溢れたS&P500に投資をして果たして20年後のリターンはどうなるでしょうか? 平均の7%よりも、もしかしたら0%に近い様なミゼラブルな結果に終わる可能性もあるのではないでしょうか?


(続く)






Last updated  May 17, 2017 05:18:30 PM
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May 16, 2017
カテゴリ:株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。第48位は、







大逆張り時代の到来(原題:Predicting the Markets of Tomorrow ジェームズ・P・オショーネシー著、パンローリング社)






 です。















 著者のオショーネシーは、金融定量分析で「世界の第一人者」として知られ、「統計のグル(導師)」とも呼ばれています。








 彼はまた以前このシリーズ23位で紹介し、全米ベストセラーともなった名著








 ウォール街で勝つ法則








 の著者でもあります。









 そして、この 大逆張り時代の到来はウォール街で勝つ法則の続編 となります。何故か前著に較べて日本での知名度が異常に低いのですが、これまた実に素晴らしい1冊なのです。多分本の邦題が悪くて「何の本だか分かりにくい。」のが影響したのだと考えています。








 私が編集者だったらタイトルはベタに「ウォール街で勝つ法則2」にしたと思いますし、その名前だったら絶対にもっと売れただろうとも確信しています。
















 すいません、ちょっと脱線しました。さて前著のウォール街で勝つ法則は過去45年間の市場データを分析したものでしたが、この 続編ではそれを更に拡大して1927年から2004年までの78年のデータを詳細に分析 しています。我々の様な「株式投資ジャンキー」にとってはまさに「よだれの止まらない、最高のデータの宝庫」であり、「知の宝箱」と言っても良い極上の一冊です。なんでこんなに知名度が低いのかが、本当に謎なんですね。
















 さて今日は初回ですので、まずは目次を見ておきましょう。 第2章、3章、4章がとてつもなく最高 です。ただちょっと秘密なのですが、5章以下はオショーネシー先生が燃え尽きてしまったのか、少しガス欠を来たしており若干クオリティが落ちます。なので、時間の無い投資家の方は2、3、4章だけを読んだのでも十分だと思いますね。











 それでは次回からはこの本のベストオブベストの最高の部分だけを一緒に見ていきましょう。(続く)






Last updated  May 16, 2017 07:45:03 PM
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May 14, 2017
カテゴリ:株式投資全般

 さて今日は株式投資本オールタイムベスト25位 

 

 



 

敗者のゲーム原著第6版 (チャールズ・エリス著、日本経済新聞社) 












の最終回第4弾です。









 私がこの本が本当に凄いと思うのは、アクティブ投資家的な観点から読んだ場合に、







 インデックスに勝つためのヒント







 が綺羅星の如くに、無数に、散りばめられていることです。







 今日は、そういった観点から彼の金言を見ていきましょう。











 インデックス・ファンドの議論は米英・日本の大型株市場など最も効率的な市場でよりあてはまるものである。市場の厚みや広がり、すなわち効率性に欠ける新興市場を対象として、その市場構造に近いファンドを作ることは必ずしも容易ではない。言い換えれば、 効率性の落ちる市場においては、逆にアクティブ運用が勝つ可能性も出てくる という事だ。











 この表現は素晴らしいですね。つまり、資金力の限られた我々アクティブ個人投資家は、逆にその欠点を生かして、資金力が大きすぎる「図体のデカい恐竜」である機関投資家が参入できない領域に限りなく特化して戦うべきであり、







 小型株効果







 を存分に使わなくてはならない、ということなんですね。












 投資家は常に高いレベルの知識と技能を維持できるわけではない。むしろ、その水準は常に変動する。とすれば、 いつでも「待った」をかけて、インデックス・ファンドに投資できることは大きな利点 である。










 これも素晴らしい指摘ですね。以前の日記で書いたように、







投資家の能力はろうそくの炎のように揺らぎ増減する







 ものです。私は自分自身を含め、多くの投資家の方々がある時は光り輝き、その後悲しいことに衰えて劣化していく様を見つめ続けてきました。かぶ1000さんのように、「常に確実にインデックスを上回ることが出来る」投資家などほとんどいない、1000人の投資家がいれば上位のほんの2、3人 であるというのが実情なのです。







 私は正直に言って、今現在の自分の力量からすれば「数年単位で慣らして見れば確実にインデックスを上回るパフォーマンスを上げることが出来る。」と確信しています。実力でいえば残念ながらかぶ1000さんは明白に下回るし、同時に成績の安定性も著しく欠いているのですが、それでもその程度の力はある、1000人の投資家がいれば、恐らく上位の10~20人くらいには入るところだろうと感じています。ただ同時にそれは日々の死に物狂いの努力を前提としての事であり、今のレベルの投資への熱量を30年後にも維持できるか?と問われれば、きっとそれは無理だろうと思います。そもそももう既に死んでしまっていてこの世にいないかもしれないですし。(笑)







 そして、いつかは力量が落ちてインデックスに勝てない日が来るだろうと言う事も覚悟しています。私はそれがとても怖いですし、だからこそ日々極限まで勉強を続けながら戦っています。でも、いつかは私も必ず衰える。。。






 しかし、残酷な「その日」が来ても、私には「インデックス投資と言う逃げ場」が残されています。 戦いに敗れ落ちぶれても、「いつでも平均点を取れる楽園」が待っていてくれる のです。そしてだからこそ、しっかりとした安全弁があるからこそ、私は毎日勇気と知恵を振り絞って市場で戦い続けることが出来ているんですね。







 すいません、脱線しました。本文に戻ります。










 現実には、平均以下にリスクを抑えて、常に市場平均を0.5%上回る成果をあげられれば大成功と言えるが、それを長期にわたって実現し続けられる運用機関など、ほとんどなかった のである。










 これがマーケットの厳然たる事実です。ところが、我々弱小個人投資家はその資金力の少なさを生かして、









 優待バリュー株インデックス投資法








 という伝家の宝刀を抜くことで、この「0.5%」を確実に稼ぎ出すことが出来ます。これは実はとても凄いことですし、以前から私が述べているように、







 

機関投資家よりも個人投資家の方が有利
 








 でもあるのです。












 優れた実績を上げたファンドが勝ち続けるのも不思議ではない。唯一の問題は、最高のヘッジファンド同様、最高のベンチャー・キャピタル・ファンドは、新規投資家には閉ざされている。。。 一口に言えば、投資したいと思うようなファンドには投資できない ということだ。コメディアンのグルーチョ・マルクスも言っている。「自分をメンバーに受け入れてくれるようなクラブには入りたくない。」










 これもその通り。世の中にはインデックスに勝ち続けているファンドも個人もたくさんいますが、彼らは資金量が大きくなり過ぎるとパフォーマンスに致命的な悪影響を及ぼすことが良く分かっています。だから受け入れる資金量とその相手を厳しく吟味・制限しています。






 弱小個人である我々が憧れの倶楽部の「メンバーに入れる可能性はない。」 そして仮にもしも受け入れてくれたのなら、それは間違いなく時代遅れの赤紫のベロアの破れたソファーに安いウイスキーの腐臭が漂う場末のC級スナックのような「酷いクラブ」に違いないのです。(笑) つまり、 私たちはどこまでも「自分の力だけで」戦うしかない んですね。







 そして、私が考えるインデックスに勝つための方策は、








 インデックスに勝つための秘密の7つの方法








 として以前にまとめていますので、未読の方は是非こちらもご覧下さい。











 さて、これで 敗者のゲーム第6版 の紹介は終わりです。読むたびに新しい発見のある、最高の1冊ですね。インデックス投資家にもアクティブ投資家にも間違いなく必読の神本です。未読の方は是非。







Last updated  May 14, 2017 12:08:55 PM
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May 12, 2017
カテゴリ:株式投資全般

 さて今日は株式投資本オールタイムベスト25位 

 

 




 

敗者のゲーム原著第6版 (チャールズ・エリス著、日本経済新聞社) 











の好評第3弾です。









 さて今日は、この本のベストの部分である 第3章 それでも市場に勝ちたいなら を中心に見ていきましょう。











 タイミングに賭ける取引がうまくいかないことは、過去に何度も立証されてきた。。。運用の歴史を見ると、市場が大底から回復する最初の1週間に、株式リターンのかなりの部分が獲得できることは明らかである。しかし、一般にタイミングに賭ける人々は、その時にはすでに手持ちをゼロにしてしまっているので、最もおいしい部分を手に入れることはできない。









 このエリスの洞察は深いですね。でも、ツイッターを見てもブログを見ても、「いや、俺だけはマーケットタイミングを計れる。」と言う自信に溢れた投資家の方々ばかりです。ところが、そんな彼らの10人中9人までは10年後には市場から黙って静かに退場しているのもまた厳然たる事実なんですね。











 市場の動きはあまりに早く、多くの投資家が頭を切り替えて対応する暇がない。相場の動きに賭けて利益を出すのは無理な話だ。。。




 年老いた(old) パイロットや、向こう見ずな (bold) パイロットはいるが、向こう見ずで長生きしたパイロットはいない。同じように、市場タイミングで繰り返し成功を味わった投資家もいない。欲望や恐怖心にかられた選択は、たいてい遅すぎるか、間違っている。








 「成功した、そして年老いたパイロットになりたい。」




  私はこの本の第3版を17年前、ピヨピヨのひよこ投資家になったときに読んだその瞬間からずっと思い続けてきました。そして今でも全く同じ目標に向かって、毎日勉強をつづけながら市場で戦っています。











 過去109年間で、ベスト10日を逃しただけで、この間の利益の3分の2を失う。



 長期的に見て投資家が失敗する原因の一つは、激しい下げ相場に遭遇してパニックに陥り、上記のような最大の上げ相場に参加する機会を自ら放棄してしまうことだ。



 投資家は、「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせなければならない。。。相場のタイミングに賭ける投資は間違っており、決して考えてはいけない。










 「稲妻が輝く瞬間」に市場に留まっていなくてはならない。





 これこそが、私がエリスの本書から得た最大の教訓でした。投資家1年生の時にこの本に出合えたことは本当に幸運でした。そして私は彼の教えを守り、これまでの17年間、良い時も悪い時も常に「フルインベストメント」を貫いてきました。そしてだからこそ、私は「一度も稲妻の輝く瞬間を逃すことなく」 ここまで静かに歩き続けて来られたのです。








 

 1980~2008年の間でベストの何日かを逃した場合のリターンへの影響









 何回見ても身が引き締まります。私達投資家はどんなに大荒れだったとしても、何回波に揉まれようとも、「市場と言う荒海」 に常に留まり続けなくてはならないんですね。(続く)







Last updated  May 12, 2017 07:36:43 PM
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May 11, 2017
カテゴリ:株式投資全般

 さて今日は株式投資本オールタイムベスト25位 

 


 

 


敗者のゲーム原著第6版 (チャールズ・エリス著、日本経済新聞社) 










 の第2弾です。








 今日は最高の出来である 第1章、運用は「敗者のゲーム」になった を中心に見ていきましょう。







 アメリカのプロの運用機関は全体として市場平均に負けている。。。年間成績では約6割のマネジャーが市場平均を下回る。10年では7割、20年では8割のマネジャーが市場に負けている。














 いやあ、何度見ても「アクティブ投資家として身の引き締まるデータ」ですね。(汗) 本当に、 市場平均を上回り続けるというのは大変 なことなんだと、改めて実感します。















 そしてその理由についてエリスは非常にシンプルに、簡潔に説明してくれます。とてつもなく頭の良い人であるということがすぐに分かるべらぼうに良い文章のオンパレードなんですね。見ていきましょう。









 機関投資家の大多数が市場平均よりも高い成果をあげられる、という前提は正しくない。なぜなら 機関投資家そのものが市場なのだから、機関投資家全体としては、自分自身に打ち勝つことはできない のだ。機関投資家は、取引所取引の95%を占める。。。 アクティブ運用の手数料などのコストや、大型取引の市場インパクトなどを差し引けば、運用機関の成績は今後とも市場平均を下回る だろう。









 要は、機関投資家は売り買いをし過ぎるのでその手数料、またファンドに毎年かかる法外でべらぼうな信託報酬、更には運用資金が巨大過ぎて小回りが全く効かない「池の中のクジラ」なので自分の取引で株価を動かしてしまうマーケットインパクトが大きすぎるので勝てない、勝ちようがないということです。実に分かりやすい説明ですね。♬









 アクティブ運用手数料の実態は、一部の批判の声をはるかに上回るほど高い。資産に対する比率で見た場合には、個人投資家で1%強、機関投資家で0.5%弱だ。しかしこの方式は適切とは言えない。投資家はすでにその資産を保有しているのだから、運用機関の手数料は、彼らの生み出すリターンと比較すべきだ。その方式で計算すると、手数料は決して安くない。仮に年率リターンが平均8%と仮定すれば、手数料率は個人で12%以上、機関投資家で6%以上ということになる。。。



 アクティブ運用の「真の」コストとは、ベンチマークを超える「超過利益」に対する「追加コスト」の比率となる。このように計算し直すと アクティブ運用のコストは驚くほど高い。実際、リスク調整後の超過収益に対するほとんどの投資信託の手数料率を計算すると、なんと100%を超える。 。。すべてのリスクを負う投資家にはほとんど何も残らない。奇妙なビジネスと言う他ない。このようなビジネスが他にあるだろうか?









 いやあ、痛快ですね。そしてこの話は日本でもまるまる一緒であり、投資するに値するアクティブファンドはほとんどありません。










投資リテラシーがないのならばインデックス投資、あるのならば信託報酬0で戦えるアクティブ個人運用
 









 この2つ以外に我々個人投資家に選択肢は全くないんですね。(続く)







Last updated  May 11, 2017 08:05:10 PM
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