ネタバレです
チラシには
~ カウリスマキや小津の影響が。。。 とか
~ 邦題は 愛されるために、ここにいる
しかし 原題は 【私は愛されるためにいるのではない】
この本音と自負のせめぎあいが。。。。かくかくしかじか。。。とか
いろいろ書いてありましたが
そんなことは どうでもいい
すっかり この映画にヤラれてしまいました
50歳を過ぎたジャン・クロード(パトリック・シェネ)は
仕事にも家族関係にも疲れ 健康にも自信をなくしていた
ふとしたことから 職場の近くの タンゴ教室に通い始め
フランソワーズ(アンヌ・コンシニ 風吹ジュンを若くしたみたいで かわいくて魅力的)と 再会し・・・
・・・・ これじゃ 【シャル・ウィ・ダンス】
と思うでしょ?(注:『シャル・ウィ~』も好きですよ 誤解のないように申し上げますが)
でも
こちらは
社交ダンスじゃなくて タンゴですから
オトナの恋愛 フランス映画ですから
【愛ルケ】だったら 50回ぐらい押し倒してるだろうという 展開なのに
そういうのも 露出も 一切ナシなんですけど
・・・・・エロい
ジャンの家で 音楽無しで踊ったり
タンゴを観にいって ジャンの目線に気づくフランソワーズとか
二人が教室で踊るのも ただ ステップ踏んでるだけでも
もわ~ん
ジャンのお父さんや息子、事務所のマダム
フランソワーズの親戚や 婚約者
それぞれも しっかり味を出してて
ムダもない
ラストは 別にどうってことはないけど
かるく鳥肌。。。。。
パトリック・シェネ
髪の毛はさびしげなのに
なんともいえない魅力がにじみ出てきて いい!
香水を選ぶのも 鼻毛気にするのも かわいくみえる ・・・ うふ
最後には『一度でいいから 私とタンゴを踊って欲しい』と妄想する私(・・・ ヤバイよ)
帰りには バゲット買って
家に帰ると 即買ったサントラ(これがまた好き)を聞いて
余韻に浸る。。。
東京公開は16日まで
それも モーニングショーで
非常に気に入った映画なのに 客は10人くらい ・・ 残念。