作 : 中島かずき
演出: 荻田浩一
音楽: 立川智也 振付: 青木美保 美術: 横田あつみ
照明: 吉川ひろ子 音響: 大坪正仁
衣裳: 宮本宣子、山下和美 ヘアメイク: 中原雅子
出演: 橋本さとし、大和悠河 葛山信吾、ソニン、東山義久、岸祐二、小西遼生 辛島小恵、高谷あゆみ、林 希、石井一彰、遠山大輔、海老澤健次 コング桑田、山路和弘
ネタバレです
その昔、今でいうシューカツをしていたとき、
「一番好きなことは仕事にしない方がいい。つらいから。」と言われた。
その後、転職した人から
「一番好きなことを仕事にしたい。つらいとき耐えられるから。」と言われた。
どっちなんだか。
今もわかんないなー。
そして、
アートとエンタメの境目、みたいな。
浮世絵は、水モノ人気商売。水は人の根を腐らせるから要注意。
そこをしっかりわかってるのは歌麿。
品のある画風。プロフェッショナル。売れっ子。
でも、おせいちゃんは、絵が好き、絵バカだから。
人気もお金のことも気にしないから、ほんとうの顔を描くことができる。
目に写るものを描いて描いて、それで幸せ。それで楽しいから、写楽。
でも、破綻パターンだよね、やっぱり。
浮雲はある意味幸せかもだけど、
おせいちゃんのこれからは?
十さんに「絵に殺されるなよ」と言われたけど
浮雲の最期や、鉄蔵が襲いかかる顔。
命がけの顔が目に写ったときの幸せ、陶酔。創作意欲。
外人の似顔絵描きじゃ、もたないよね、きっと。
業、だよねー。
そして、十さん。
写楽の秘密を知ってるのは、おせいを除くと最初は2人、途中で4人。
(この4人についても、書き出すとエンドレスになりそう。
♪始めから、間違えていたわけじゃなかったのなら、もう一度間違えず・・
二回目からじーんわり)
最後は、十さんだけになって、ここですっきりカタルシス的な感じになるのだけど、
その後でおせいからもらった絵を破る。
「こんな色男に描くとは、おせいの目も曇ったもんだ」というようなセリフ。
この場面。私は半分謎かけられた気持ち。
自分なりには、十さんの気持ちの答えは持ってるんだけど、
本当にそれで合ってるのかな?って。
会場でおみかけした中島先生に聞いてみたかったけど。
このもやーーんとしたのも気持ちがイイので、そのまま帰宅。
与七はですね。
前回より、ずっと与七になってて
気のせいか、目にずーっとキラキラのお星サマがいくつも見えたんですけど
ついでに、今日はエンディングのダンスもキラキラで
こういう光モノにヨワいんですわー。
あちきの、・・・業。
最後の影コーラスも嬉しいです♪
無茶ブリも、アドリブも、二枚看板さんとの絡みもうれしい肥やしでしょう
今日はすごーく後ろの席だったけど、照明やセットがよくわかってよかったです。
音も前方席よりよかったかな。
でも、オペラグラス多用して、肩こり気味。
いつか義くんにはまた和モノをお願いしたいですね。
ヘアメイクは、同じく中原雅子さん希望!
悪代官、最高ですよ、きっと