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カテゴリ:健康・美容・おしゃれ
某専門学校にペットの専科があり、トリミングなどを学ぶコースが誕生した折に学校案内づくりに携わった。まだ施設ができたばかりで「はぁ、ペットの専門家になるための勉強?」程度の認識。まだ学生を募っている段階でどういう運営になるかはよく見えていなかった。けれど、先生方の新しいチャレンジにかける熱意はひしひしと感じられた。学生たちのカットモデルとなる犬の登録もスタートしたばかり。愛犬・みかんは子犬の域をやっと脱したぐらいだったか。若いというよりまだ幼く、「ぜひ」と請われるままに登録した。それからのおつきあい。
私の仕事はその時だけで終わってしまったけれど、1ヵ月に一度、みかんは専門学校でいろんな学生たちのカットモデルとなった。すごい短髪になったり、深爪させられたりもあったけれど、体調のことも気に掛けていただき何かとお世話になってきた。 何ヶ月か前に、カットモデル中に嘔吐するなど緊張が見られ「年齢的に長時間じっとさせるのはかわいそうなので」とカットはやめてシャンプーだけに切り替えることを勧められた。そして今日、シャンプー中に辛そうなそぶりが見られますと連絡があり、ついに「引退」を決めた。 みかんは9月8日で12歳になる。 犬も人間と一緒で、歳を取ると性格も変わる。妙に頑固になったり、気ムラも出て自分の気が乗らないと動かない。あんなによく言うことを聞いていたのに、呼んでもプイッとそっぽを向いたままの時もある。アレ、聞こえないのかな?と思うけど試しに「あー、おいしい」と言うと振り返るからちゃんと聞こえているのだ。都合のいい耳。 今朝、腰痛で予約を入れた整骨院で、何度も顔を合わせているおじさんと話す機会があった。おじさんはもうじき80歳になるということ。若い頃はお役人で仕事人間だったこと。奥さんに先立たれた今は、家事や趣味で忙しくしていることなどを話された。「あそこが痛い、ここが痛い」と言いながらも悠々自適、そんな感じ。「何がこわいって、ボケるのが一番こわい」んですと。 みかんものんびり、自分の時間を楽しむお年頃かな。 トリミングが唯一、他の犬たちとの触れあいの時間だったのにそれがなくなっちゃった。どうぞボケたりしませんように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月27日 18時31分09秒
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