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カテゴリ:生活
この1年、私の仕事は散々だった。見積もりはまったく通らず新しい取引先とのご縁はなく、とにかくお金のやりくりに追われた1年。夏になってひいたおみくじには、今年の私は「とにかくお金に恵まれない」云々が記されてあり、正月にひかなくてよかった。読んでたらへこんでいたかもと思ったもの。
ムスコはアトピーとの闘いが本格化し、志望校に見捨てられ、人生初の交通事故。20年来の親友が逝き、ダンナはまさかの転職。絵に描いたようなトホホな一年ではあったけど、落ち込むよりもふと真顔で「人生っておもしろいなー」と感じ入ったことの方が多かったのです。きっと天の上の方ではこの世の支配者が「ちょっとこいつに意地悪しちゃお」と反応を見ているのでしょう。男の子が好きな女の子にちょっかい出すような感じで、この子、どうするだろ?と笑いながら眺めているような気がしてならないのです。私は子ども時代から妙に大人びていて、こうした男の子のちょっかいに取り合わない子でした。大人になってもこの気質は変わらないようです。いや、ますます図太くなって「私は私の道を行くだけだし」と肝も据わったような。ええ、コワイくらいに。 学びは多く、おそらく今年は私の人生にとっての転機であり、スタートに向けての準備期間なのでしょう。そう思わせてくれる1年でした。このままダラダラと広告の仕事に生きるより、ライターの技量をどのように発展させるかときちんと考えたのも初めてのこと。開業20年にして初めてというのも遅すぎる気はしますが、それほどまでに他の業界に興味がなかったというのも不思議なくらいです。順風満帆ばかりでは人間成長しませんなあ。 試練というほどのものではありませんが、今年経験したことはすべて鞘に収まり1年が閉じようとしています。 ムスコのアトピー症状は快方に、事故の後遺症はまったくなし。ダンナは新しい仕事に慣れようと一生懸命。私はむさぼり読んだ本の知識やわが家の体験を軸に、アレルギーで悩む人に簡単なアドバイスくらいはできるようになりました。実は、来年はこちらの方にもっと力を注ぎたいとも思っているのです。 そのためには残り少ない2010年。最後まで有効に使って準備をきちんきちんとしておかないとね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月04日 09時41分05秒
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