|
カテゴリ:健康・美容・おしゃれ
先日、わが家に集まった数人の中に0歳児を抱えたママがおり、「エコチルって知ってる?」の話題になりましたがご存知ありませんでした。昨年秋からスタートした調査ですが、この方、ちょうどお子さんを出産された頃だったので対象からははずれた世代となるのです。その後に生まれている現在0歳児がいる方なら「ああ、知ってる」となるのかもしれません。
何しろ国が重い腰を上げて行う大々的な調査ですからね! 「エコチル調査」を説明すると長くなってしまうため、詳しくはこちらをご参考に。簡単に言うと、発達障害を含め今の子どもに障害といわれる状態の子が増えていること、花粉症・アトピー・喘息などアレルギーが激増してること、不妊の人が増えたことなど、現代の人間は何かおかしい。それはどうやら化学物質に原因がありそうだから、この際因果関係をはっきりさせましょう、ということ(私の解釈、もしかしたら間違ってるかもしれないので興味ある方はちゃんと調べてね)。 それで、昨年秋より胎児が13才になるまでを定期的に健康診断してデータを出していこうという計画。さらにその解析のために10数年は要するはずなので、現代の「深刻かもしれない問題」が「ありゃりゃ、本当に深刻だったわ!!」とわかるのは30年先というわけです。もちろん「化学物質との因果関係はぜーんぜんありませんでした」という結果もあるかもしれませんが、昭和40年代の私の子ども時代にはすでにマウス実験などで遺伝子を傷つけて2代先に奇形が出るというような研究結果はあるし(これも公に出ているものです)、この何年かでも精子の量を減らす環境ホルモンが問題視されたことは新聞にも出た。ほ乳瓶やら化粧品やらに「この物質が危険です」となったのはいくらでもあって、新聞やTVでも取り上げられはしましたが危機意識が高まったようには感じません。 ワラビには発ガン性がある!!お肉のコゲは危ない!!と大騒ぎする人が、「これ、発ガン性ありますよ」「これ、アレルギー出ることもありますよ」とわざわざ警告してくれている物質を毎日平気で使ってる日本。かつての私もそうでしたが、知ってしまった今では「こんな自然ではない生活に慣れすぎていたなんて、どうかしてた!!」としか思えなくなってしまったのです。 で、今。あらゆることを都合良くもみ消すはずの国が「エコチル調査」ですよ。これってもう危険度は相当いっちゃってんじゃないかと。逆に民間の方が動きはおそいものね。普通なら「化学物質は危ない」という健康番組作れそうだけど、そんなことしたら資生堂も花王もP&Gも日清も、すべての大スポンサーに降りられてしまう。そんなことはテレビ局としてできないだろうし。 となると、やっぱり自分の意識で調べていくしかないんよね。危険じゃないよと思う人はそれでいい。でも、傷つけられた精子や卵子が次の世代を作ることや、生まれてきた子どもたちの肌や口から数十年前よりさらに多くの不自然な物質を吸収する環境になっていることを考えなくては。人間は自然環境に合わせて抵抗力はつくのでしょうが、そんな進化よりずっと速いスピードで「安いから」「便利だから」とやっている企業の都合に合わせられるかっつーの!! 私のカラダはそんな都合良くできていないと思うし、そして30年先のデータを知る頃にはこの世にいないかも。自分のことはまだいいとして、次世代の遺伝子を傷つけるわけにはいかないもの。声高に言う人が増えないと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月01日 11時00分24秒
|