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テーマ:KNOPPIXについて(45)
カテゴリ:カテゴリ未分類
KNOPPIX-RWは12/10の日記で紹介したKNOPPIXのダイエット版です。これを使ってオンメモリKNOPPIXの実験をしてみたので、その途中経過を報告します。
今日までに、以下の実験に成功しました。 (1)KNOPPIX-RWをFAT32パーティションから読み込んでオンメモリで起動する。 (2)KNOPPIX-RWをNTFSパーティションから読み込んでオンメモリで起動する。 (3)起動パラメータ「cdrom=/dev/xxxx」によって、どのパーティションからKNOPPIX-RWを読み込むかを指定する。 (4)起動パラメータ「cloop=xxxx」によって、/cdrom/KNOPPIXディレクトリ中のどのファイルをcloopファイルとしてマウントするかを指定する。 (5)toramオプションでRAMディスクにコピーするファイルは起動に必要な最低限のファイルだけに変更する。 --- これらの実験で、最も苦労したのは、意外にも(1)でした。 これまでのtoramオプションの処理ではCDROM上のcloopファイル(/cdrom/KNOPPIX/KNOPPIX)を一時的にマウント&アンマウントしていましたが、これが何故かウマくいかなかったからです。 従来は、toramオプションは以下のように処理していました。 ①起動元のパーティションを/cdromにマウントする。 ②/cdrom/KNOPPIX/KNOPPIXファイルをKNOPPIXのcloopファイルとして/KNOPPIXにマウントする。 ③/cdrom/KNOPPIX/KNOPPIXファイルを/ramdisk/KNOPPIX/KNOPPIXに読み込む。 ④/KNOPPIXをアンマウントする。 ⑤/cdrom/KNOPPIX/KNOPPIXファイルをKNOPPIXのcloopファイルとして/KNOPPIXにマウントする。 ⑥/cdromをアンマウントする。 ところが、/cdromにマウントしたデバイスがFAT32パーティションであると、④が必ずエラーになり、起動できなかったのです。エラーの原因も不明です。 また、KNOPPIX-RWをNTFSパーティションから読み込もうとする場合、②のステップではNTFSパーティション上のファイルをcloopファイルとして/KNOPPIXにマウントすることになりますが、この操作には過去に一度も成功したためしがありません。 そこで、今回は、②と④のステップを省略し、必要なコマンドとライブラリは、あらかじめminiroot.gzの中に組み込んでおくことにしました。 そうすれば、(1)と(2)を同時にサポートできるというメリットもあります。 ところが、この結果miniroot.gzが巨大化し、起動できなくなってしまったのです。最初、その理由が全く分かりませんでしたが、いろいろ試行錯誤した結果、次のようなことが分かりました。miniroot.gzを解凍して得るminirootのサイズは5MB程度まで可能なようですが、その中の有効データのサイズは4MBを超えることが出来ないらしいということです。 結局、KNOPPIX実験室の実験1-3で行ったのと同じように、ADAPTEC以外のSCSIドライバのほとんどを削除して、代わりに必要なコマンドとライブラリをminiroot.gzに追加することで対処しました。 --- 今後、さらに以下の実験をする予定です。 (6)toramオプションでRAMディスクにコピーするとき、DMAを効かせて高速化する。 (7)搭載メモリ量384MBのマシンでも、スワップファイルを併用することで、NTFSから通常のKNOPPIX(約700MB)を読み込んで擬似オンメモリで起動する。 (8)以下の3つのKNOPPIXのlinuxrcを統合し、1つのlinuxrcでどれでも起動できるようにする。(この結果、カーネルのバージョンが同じなら、同じminiroot.gzを使って起動できるようになります。) (9)私のマシンのネットワークカードが自動認識されないので、これを手動で認識させ、apache、PHP、他のサーバ系ソフトの実験を行う。 なお、(6)と(7)まで終わったら、起動時間を評価して、一旦、KNOPPIX実験室にアップしようと考えています。 過去のKNOPPIX関連日記一覧はこちら KNOPPIX実験室 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年12月16日 08時07分16秒
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