歩いて見よう、知多四国 44~57番寺 (前編)
~終点駅からスタート~静かな内海駅の朝、半島をめぐる海っ子バスが待機してますが、今回は乗りません。前回は陽が落ちないでぇ~と、内海駅まで焦って戻ってきたので、さあトントン歩いて行きましょう。駅の近くにある持宝寺、地蔵さまと池の間の小道から入り、88段の階段を上がります。子宝祈願のお寺です。~47番・持宝寺~知多のお寺は、短い距離の中にいくつもあるので番号順には進まないことがよくあります。前回は暗くなるので山寺に向かうのを止めたので、そのお寺に向います。真っ直ぐ一本の坂道は四国の神峯寺を思い出します。坂の入口で98歳の長寿さんと一緒になりました。この春、95歳の奥さんを亡くした長寿さん、天気の良い日は電動三輪車で44番寺と46番寺をお参りしています。長寿「あんた~足が悪いのか?そんなんでは2.3kmしか歩けんぞ。この間の男は時速6kmだったぞ~」桃 心のつぶやき(おいおい。じぃさんは電動でしょ~)バックミラーを見ては私との距離を確認して運転する長寿さん、耳がよくてお話上手、沢山お話しました。~44番 大宝寺~木蓮が咲くというお寺には、休憩所「茶蓮路」がありますが、ピッシリと締まっていました。いつも開いてるわけでなく、長寿さんも入ったことが無いそうで・・・次の46番寺は自宅の近くなので、お茶を飲んでいくようにと誘ってくれるが、それは辞退して(^^;;大きなお宅の前を通過して、近道があるからついておいでと誘導してくれる。なんだか~「46番は済んでます」と言うに言えず・・・2回目のお参りをして、ここでお別れしました。この先は食事処が無いので、内海のモスバーガーで早昼を食べ、山の中の古道を歩いていきます。この道は、野間と内海をつなぐ古道として地元がウォーキングコースとしています。森永乳業の看板を入り山に向かって進みます。バーベキューの<知多牛工房>を過ぎるとセメント道は2本に分かれ、Googleでは左は行き止まりなので右へ進みます。ところが道を間違えましたぁ~右手下にみかんの木が見えた辺りで気が付くべきでした。そこからの道幅は更に狭くなり、1m幅のコンクリの道は今思えば山肌を固めた壁の角を歩いていたのでしょう。もう道とは呼べず、草や枝をかき分けて無理やり進んでいました。電波は届かない、後から確認すると、私はS35年頃まで砂山があった今場の近くを歩いていたようです。~ご機嫌に歩いていたのに~あぁぁ~~こんな道、名鉄ウォーキングで3000人も通れるわけないじゃない!間違ってる!引き返そうか・・・でも、もうてっぺんのはず。~やっと抜け出て振り返ったところ~泣なんとか、古道に出れました。右が古道、左が私が間違えて這い出てきた道なき道です。枯葉と草にまみれて美人台無しです(´;ω;`)ウッ…~内海峠~ほどなく峠、眼下の海岸道路を車が走る、まさかすぐ頭上にこんな古道が通り峠があるなんで思いもしないでしょう。ほんのちょっぴり、穏やかな伊勢湾が見えました。さて、峠を下ります。近くにある宿につながる道なので、登りより広い道になりました。小野浦集落に出て北に向かって進みます。内海駅から歩いて3.5km、48番寺が見えてきました。~48番・良参寺~<お助け大師>と呼ばれ、目が見えるようになった、不治の皮膚病が治ったという実話があります。すぐ近くの<食と健康の館>で小休止して、また古道を歩きます。今度は小山と言う感じ、この辺りは遍路印が多くて四国を思い出す道です。~チョット薄暗いですが~迷うことも無い歩きやすい山道、1.5km歩いて49番寺です。~49番・吉祥寺~<細目の毘沙門さん>と呼ばれる像が安置されています。「かうぼう」の古い石柱を左に曲がり、竹の生える小さい丘の細い道を越えると、野間かうぼうはもぅすぐです。・・・続・・・