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うちの乳母車、ベビーカーではなくて、本当に昔ながらの乳母車です。
30前後の人なら記憶にあるかもしれませんが、大きな箱のようなビニールのかごに、幌がついている、かごの両脇には、色とりどりのそろばん玉のようなものがついていて、それを動かして遊べると言うやつです。 そのかごが、これは籐で出来ています。 ![]() かごはこんな形。 ![]() 全体はこんな風。 ベビーカーは、私の弟(54年生まれ)の頃から主流になってきたんだと思います。 それまでは、子連れ狼のような、乳母車ばかり。 案外丈夫で、実家のは、兄、私、弟と乗り、更にベビーカーばかりで乳母車がない、と言っていた母の知り合いの人に譲り、と、確実に10年は使っていたと思います。 さて、私が何故ベビーカーでなく、乳母車が欲しかったかと言うと、ただでさえチャイルドシートにくくりつけられるのに、更にベビーカーにまで固定されて、赤ちゃんがかわいそう、って思ったからでした。 お店などで、ベビーカーに乗っている赤ちゃんが、そのまま寝ちゃいますね。 そのとき、首を折るようにして、窮屈そうに寝てるのが、とてもかわいそうでした。 でも、昔ながらの乳母車って、眠たくなったら、そのまま横になれるのです。 ![]() 中で坊もぐっすり。 探せば、絶対に昔みたいな乳母車があるはず、って思い、必死にネットで探しました。 そして、ようやく見つけました。 「東京乳母車」というところが作っている「プスプス」。 籐のかご、おしゃれな幌。 もう一目惚れでした。 お値段がちょっとしますが、少し上等なA型ベビーカーにちょっと足したくらいだと思って、決心しました。 子供の快適さをとったら、金に糸目はつけられねー! そして、坊が産まれる3週間前、注文し、果たして乳母車はやってきました。 初めに宅配のお兄さんが運んできた箱の大きさにびっくり。 中をあけて、実物の大きさに、またびっくり。 それでも、坊が産まれるまで毎日眺めてるうちに、不思議と「大きいな」って感じがしなくなりました。 この乳母車は、台車からかごが外せるので、最初はクーハンの代わりに使っていました。 そして、9月の下旬、気候もよくなってきたので、坊を乗せてお散歩に出かけました。 この乳母車のいいところは、首の据わっていない赤ちゃんでも、寝たまま乗せられるので、低月齢から使えるところです。 最初は少し恥ずかしかったけれど、近所の人には懐かしがられるし、通りすがりの人は、「何が入ってるんだろう」って感じで覗いていくし、なんとなくいい気分。 大きさの割りに、車輪が大きいのでとっても軽くて、結構小回りも利きます。 しばらく歩いていると、坊は気持ちよくなったようで、寝てしまいました。 そんなお散歩は、寒くなる10月下旬まで続きました。 さて、現在、寒いのでお散歩に出かけることがなく、かごはまた家の中で、しかも物入れに成り下がっています。 でも、もう2か月ちょっとすれば、春になって暖かくなります。 公園に桜の花も咲くでしょう。 そうしたら、また、プスプスに乗ってお散歩です。 つかまり立ち用の柵もあるそうなので、それを買って付ければ、立ち上がっても落ちる心配がありません。 坊は完全に座ることが出来るようになったので、きっとかごの中に座って、外を見たり、おもちゃで遊んだりするのでしょう。 私は、「春よ来い」の歌を歌いながら、プスプスでお散歩する日を待ちわびています。 プスプスも、早く「おんもに出たいと待っている」ような気がします。 は~るよ来い お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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